82歳料理家・村上祥子 人生100年時代「粗食が理想」は過去のモノで…シニアにオススメ<レンジで短時間・肉じゃが>レシピ紹介
◆食欲の減る高齢者は、生活の見直しを… 高齢になると、人は「食べ力(R)」が衰えます。 消化器系の臓器は、身体のなかでも加齢の変化が起こりにくいといわれています。 でも、唾液や胃液、膵液などの分泌が減るため、消化酵素が少なくなり、一度に消化できる量が減っていきます。 また、味覚や嗅覚、視覚なども変化するため、食欲自体がなくなる人も多いようです。 「近頃は食欲がなくて、何を食べたらいいかわからない」と悩まれているシニアの方も少なくありません。 そんな方たちに、高齢になると食欲は減ることを前提に、生活を見直すことを提案しています。 自宅でじっとしていてもお腹はすきません。 散歩でも庭の草むしりでもいいので体を動かしてみます。 自然と食欲が湧いてきて「おにぎりが食べたい!」とか「昼はパスタにしよう」など、思い浮かんできます。 できるだけ体を動かして、しっかり食べる。 「村上さん、元気いいですね」と、信号待ちしているときに声をかけられることもしばしば。 「動く」そして「食べる」ことで、いつでも元気でいるのだと思います。 ※本稿は『料理家 村上祥子82歳、じぶん時間の楽しみ方』(エクスナレッジ)の一部を再編集したものです。
村上祥子