【このドイツ製パワーSUVなんぼ?】約570万円からの中古パワーSUV4台 ティグアンR&RS Q3&マカンGTS&GLC 63
ポルシェ マカン GTS
ポルシェのエンブレムには、実は「アウディQ5」が隠されている。しかし、VWとの関係もあり、4気筒モデルには「VW ティグアン R」とほぼ同じエンジンが搭載されている。特に「GTS」は、アウディの「RS4」エンジンの近縁種である2.9リッターV型6気筒380馬力または440馬力を搭載し、息をのむようなパフォーマンスを発揮する。
マカンGTSを半トン軽く感じさせるのは、ツインターボの500ニュートンメーターだけではない。何よりも、巧みなセットアップが極めて俊敏なハンドリングを実現している。100km/hから約33mという完全停止距離は、SUVとして傑出しているだけでなく、ポルシェの常として、ブレーキも強く噛み合っている。
製造期間:2015年~ 最高出力:360~440馬力 中古価格:37,000ユーロ(約600万円)から
「マカン」は日常の仕事も難なくこなす。エステートカーのようにトランクには荷物(488~1503リッター)を積むことができる。維持費の高さ、喉の渇きやすいエンジン(リッターあたり約8.3km)、中古でも非常に高い価格などは、当たり前といえば当たり前だが・・・。
弱点を含む情報:ワイパーモーターに水が浸入すると、テールゲートの電子制御に不具合が生じる。エアサスペンション、セラミックブレーキディスク、ミックスタイヤ、トルクベクタリングなど、多くのエクストラを装備したモデルは、新車ですぐに10万ユーロ(約1,650万円)の大台に乗り、中古車もそれに比例して高くなる。しかし、こうしたテクノロジーはすべて、年数が経つにつれて脆弱性が増し、メンテナンス費用がかさむことにつながる。「GTS」は、余分なものがなくても素晴らしいパフォーマンスを発揮する。
メルセデスAMG GLC 63
スーパーチャージャー付き4.0リッターV8エンジンのけたたましいサウンドがいまだに耳に残っているとしても、少なくとも「GLC」においては、8気筒エンジンは歴史に幕を下ろした。その後継となる、より現代的で効率的な4気筒のハイブリッドエンジンは、さらにパワフルで高速だが、同時に魅力は大きく低下している。「M177」V8エンジンのパワーとサウンドは、「GLC 63」を極めてユニークなモデルにしている。「アウディRS Q3」と同様、オプションのAMGドライバーズパッケージを装着すると、加速は250km/hではなく280km/hまでアップする。