「旧車は維持するの大変だからヤメとけ」オジサンに物申す!! 直すの含めて趣味なのですから「ほっとけよ」
20代の若者において、旧車に注目する人が増えているようです。「ヤングタイマー車」といわれる、特に、80年代や90年代に生産されたクルマに注目が集まっているようですが、そうした若者が増えている一方で、「維持するのは大変だからやめておけ」とするオジサンも増えてようす。はたして、旧車を維持するのはほんとうに大変なのか、そして、旧車オーナーは、旧車の維持について、どう思っているのでしょうか。 Be-1、パオ、フィガロ、ラシーンほか、日産パイクカーを振り返る。いまいくらで買える? ※旧車とは、「製造年から25年~30年以上経過しているクルマ」と想定し、70年代から90年代にかけてのクルマのこととします。
■やはりトラブルが多い旧車
旧車に特化した買い取りサービス「旧車王」を運営するカレント自動車株式会社によるアンケート(旧車に興味ある150人を対象)によると、「旧車を好きになったきっかけは?」の問いの回答として、「発売されたときから夢のクルマだった」「青春時代の想い出から」「街で見かけたのと小学生の時の工場見学の想い出だった」「年を取ったら乗りたいと思っていた」「漫画の主人公が乗っていた」などの意見が得られたそう。 また、「(昔の車は)贅沢な開発費をかけられたよく出来たクルマが多いから」や「魅力ある新車が無いから」といった意見もありました。
別のアンケートになりますが、「所有する(していた)旧車が夏にトラブル(故障)に遭ったことがありますか?」の問いに対して、「ある」38.5%、「ない」61.5%と、夏に限定しても、4割近い人がトラブルに遭遇しています。想像通り、旧車にトラブルはつきもののようです。 ただ、「旧車のメンテナンス頻度は?」の問いに対しては、「半年に1回」(25.9%)がもっとも多く、次いで「1ヶ月に1回」(20.5%)、「3ヶ月に1回」(19.6%)、「1年に1回」(16.1%)と、さほど頻繁にメンテナンスをしているわけではなさそう。
一年間でメンテンナンス・整備にかかる費用についても、「5万円以内」(36.6%)がもっとも多く、次いで「10万円以内」(20.5%)、「20万円以内」(14.3%)、「50万円以内」(12.5%)、「15万円以内」(11.6%)とのこと。「100万円以上」と回答した割合は3.6%と、お金がかかっている人もいるようですが、多くの人がそこまでかかっていないようです。