【MLB】 佐々木は面会に現役選手の出席を希望せず 育成環境を重視する姿勢を鮮明に
日本時間12月31日、佐々木朗希の代理人ジョエル・ウルフが会見を行い、佐々木争奪戦について新たな詳細が明らかになった。複数の米メディアが報じている。 【特集】2024年オフシーズンの移籍情報まとめ 佐々木がこれまで各球団と行った面会は2時間程度。その際、佐々木側は現役選手の面会への出席を希望しなかったという。面会には球団のGM、GM補佐、監督、投手コーチ、バイオメカニクス及びトレーニングコーチなどが同席した。 ウルフは佐々木のチーム選びの基準について「彼は他の選手が考える典型的な見方をしていないようだ」とコメント。「投手の成長や、近い将来とキャリア全体にわたってチームが彼の成長をどうサポートしてくれるかということにも非常に興味を持っていると思う」と育成環境を重視して候補を絞り込んでいることが窺える。「朗希は決して完成された選手ではない。彼もそれを知っているし、チームもそれを知っている。彼は信じられないほど才能がある。それはみんな知っている。しかし、彼は偉大になりたいと思っている男だ。彼はただ金持ちになるためや巨額の契約を得るためにここに来たわけではない。彼は偉大になりたいのだ。史上最高の選手の一人になりたいのだ」とウルフは語っている。 また、年俸が大きく制限される25歳未満での渡米を選んだ背景には、他の日本人選手の活躍もあったという。「WBCでの経験、ダルビッシュ有、大谷翔平、そして今永昇太が渡米して前半戦で圧倒的な強さを見せたのを見て、彼は次のレベルに進むためには、ここに来て毎日世界最高の選手たちと対戦し、メジャーリーグのチームが持つあらゆるリソースを活用して、NPBだけでなくメジャーリーグで最高の投手の一人になる必要があると気づいたと思う」とウルフはコメントした。佐々木の決断までおよそ3週間ほど。史上最高の投手の卵を射止めるのはどの球団になるだろうか。