他球団も垂涎!? セ・リーグの現役ドラフト注目野手(5)阪神の“移籍候補”は…?
日本野球機構(NPB)は、12月9日に2024年度の現役ドラフトを開催する。同制度は各球団2人以上の対象選手を選出し、必ず1人以上指名する見込み。移籍の活性化により、出場機会に恵まれていない選手の新天地での活躍が期待される。ここでは、今年の現役ドラフトで特に注目したいセントラル・リーグの野手を紹介する。
豊田寛(阪神タイガース)
・投打:右投右打 ・身長/体重:178cm/88kg ・生年月日:1997年4月28日 ・経歴:東海大相模高 - 国際武道大 - 日立製作所 ・ドラフト:2021年ドラフト6位 今季は2年ぶりに一軍出場を果たした阪神タイガースの豊田寛。しかし、思うような結果を残せないままシーズンを終えた。 東海大相模高では、2年時から2年連続で夏の甲子園に出場し、3年夏には全国制覇を経験。卒業後は国際武道大、日立製作所を経て、2021年ドラフト6位で阪神へ入団した。 ルーキーイヤーとなる2022年は、一軍で5試合に出場したが、初安打は記録できず。昨季はファームで93試合に出場し、打率.271とまずまずの数字を残したが、一軍昇格の機会は巡ってこなかった。 迎えた今季は、6月に一軍昇格を果たし、待望のプロ初安打をマーク。しかし、活躍を継続できず、最終的に11試合出場で打率.211、本塁打ゼロに終わった。 阪神は今季、前川右京、井上広大といった若手外野手が一軍で存在感を発揮。やや厳しい立場となっている。 ファームでは90試合の出場で打率.294と好成績を収めているだけに、他球団で出場機会が得られれば、ブレイクする可能性も大いにあるだろう。
ベースボールチャンネル編集部