「無料」を打ち出す企業も! 「進化系コインランドリー」が続々登場 洗濯のエンタメ化が進む背景
エンタメ化やさらなる低価格化も進みそう
進化系コインランドリーは、今後も進化を続けていくでしょう。東京・富ヶ谷で「D-Square Laundry」を運営するダイアナ(東京都渋谷区)では、本社1階に美容院やフットキュア、カフェ、そしてコインランドリーを集めた「トータルビューティースペース」を2023年2月にオープンしました。コインランドリーで洗濯している間に、カフェや美容室、フットキュアサービスで美と健康に浸ってもらうという狙いです。 コインランドリーの大手FC企業、WASHハウス(宮崎市)は、タッチパネルの大型モニターをつけたオリジナル洗濯乾燥機を開発しました。狙いはコインランドリーの施設そのものを広告媒体にするという「リテールメディア」の発想です。これにより収益を確保できれば「コインランドリーでの洗濯無料化が実現できる」と同社はいいます。実際にアプリ会員向けとして、10月に3日間限定の「洗濯乾燥無料キャンペーン」を実施しています。 コインランドリー業界は大手から中小までを含めた群雄割拠の状態です。新しい発想でどこまで進化を続けられるか、これからに注目していきたいと思います。 (岩崎 剛幸)
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