子どもの主体性はどのように引き出す?3つのポイントを専門家が解説 体験談も
みんなはどう接した? 主体性を引き出す関わり方
ここからは幼児から高校生まで、お子さまの主体性を引き出すために保護者のかたがしていることの体験談※をお子さまの学齢別に紹介します。 みなさん、どんな工夫をされているでしょうか。 【●幼稚園年長以下のお子さまの場合】 「やってみたい、お手伝いする!」と言ってくれた時は「忙しいから」と言わずに、なるべくやってもらっています。子どもができそうなことは、こちらからも「やってみる?」とひと言聞いて、本人にやるかどうか決めてもらいます。 (神奈川県 ママさん 幼稚園児の保護者) やりたいと本人が言ったもの(たとえば料理や、野菜の栽培など)はできるだけ行えるようにしたところ、できることが増えたり、達成感を得られたりして子どもが満足していました。 (群馬県 かなつんさん 幼稚園児の保護者) 【●小学生のお子さまの場合】 子どもにとって自分の意見がきちんと通る体験が大事だと思い、気をつけています。たとえばフードコートで子どもに「何が食べたい?」と聞いて「うどん」と答えたのに、「ラーメンのほうがいいんじゃない」などと親が言わないようにします。 子どもは、親が自分の意見をきちんと聞いてくれた体験をすると安心して、自分で考えて言ったり、自分で考えて行動したりする主体性につながると思います。 (愛知県 ひかりんさん 小学3年生の保護者) あまり親がなんでもやりすぎないようにしています。子どもが自分で朝食を用意するなど、自分でやる習慣が付きました。 (神奈川県 わかめさん 小学3年生の保護者) なるべく小さなことでも自分の意思で決めさせています。親の言うことは素直に聞かないかわりに、自分でよく考えて行動できるようになりました。 (埼玉県 きりんさん 小学5年生の保護者) 子どもには「ママは大人だけど、別に神様じゃないから、すべてが正しいわけじゃないんだよ」「ママもうまくいかないこともあるんだから、一緒に考えよう」と言って自分で決めて行動させるようにしています。また家族でよく話し合って意見を言い合える場を作り、それぞれを尊重して、家族だけど一人ひとり意見が違うことを理解できるようにしています。 (神奈川県 rinoさん 小学校6年生の保護者)