子どもの主体性はどのように引き出す?3つのポイントを専門家が解説 体験談も
主体性を引き出す関わり方 3つのポイント
【1.興味を示したことは、とことんやらせる】 主体性を引き出すためには、第一にお子さまが自分でやることを決めて、最後までやり遂げる機会をつくることと、そのような環境を保護者のかたが整えてあげることが大切です。 いきなり子どもに決めさせるのが心配だったり、つい先回りしたくなったり、ということもあるかと思います。 ですが、お子さまが自分から「やりたい」と興味を示したことは、小さい失敗やトラブルがあったとしても、できる限り最後まで、とことんやらせてみることが主体性を育むことの第一歩です。 【2.振り返りを促す】 また、お子さまがやりたいことに挑戦したあと、成功・失敗によらず、本人の振り返りを促す対話も、お子さまの次の主体性を育むうえで大切なことでしょう。 たとえば、何かうまくいった時、「やったね」「すごいよ」と一緒に喜び、共感することが大事です。そして、ほめるのに加えて、さらに「それってどうやったの? 教えて」と、一言踏み込んで聞いてあげてください。 すると、子どもは自分のがんばった過程の「ここが良かったんじゃないか?」など、自分の成功要因を振り返ることができます。 そして、次に別の何かに挑戦する時に、そこでの体験をとおして学んだことを活用できるでしょう。 【3.失敗を責めず、受け入れる】 逆に、失敗した時には、責めずに「残念だったね」とお子さまのつらく悲しい気持ちや悔しい気持ちなどを、受け入れてあげましょう。 そして、お子さまの様子をみながら「もう少しうまくやるには、どうしたらいいんだろうね?」と問いかけて、お子さまが前向きに再挑戦できるような振り返りのサポートをしましょう。 どうしたらいいのか、お子さまが一人では考えられない時は、「ママ・パパはこう思うけど、〇〇はどう思う?」など、本人とは異なる立場からのヒントを出してはどうでしょうか。お子さまとの対話をとおして、最終的には自分で気付きを得て、次にすべきことを一緒に考え決めてもらうとよいと思います。