【なでしこジャパン22選手の通信簿】チーム最高のA評価は3人。厳しく査定した4人は...【パリ五輪】
全4試合に先発した2人は…
なでしこジャパンのパリ五輪への挑戦は、ベスト8に終わった。 3大会ぶりのメダル獲得を目ざした日本は、スペインとのグループステージ初戦に1-2で敗れたが、2戦目のブラジル戦(2-1)、3戦目のナイジェリア戦(3-1)で勝利し、連勝。2勝1敗の勝点6、C組2位で決勝トーナメントへ進出した。 【画像】120分に及ぶ死闘の末、強敵アメリカに敗れる…五輪ベスト8で去る|パリ五輪 準々決勝 日本女子0-1アメリカ女子 準々決勝では強敵アメリカに立ち上がりから押し込まれる展開となり、粘り強く守って90分間を耐えるも、延長前半の105+2分に痛恨の失点。最後まで1点ビハインドをはね返せず、敗退となった。 ここでは、日本女子代表のバックアップメンバー4人を含めた22人について、今大会のパフォーマンスを5段階(S、A、B、C、D)で評価する。 ―――◆―――◆――― 【GK】 1山下杏也加[評価]B 全4試合に出場して5失点を喫したものの、すべてがGKが責めを負う失点というわけではなく、安定したセービングを披露。正確なフィードで攻撃の起点にも。 18平尾知佳[評価]― 最後まで悔しい出番なしに終わった。ただハーフタイム、試合後のチームメイトへの声掛けなど、ピッチ外でチームを支えた。 22大場朱羽[評価]― バックアップメンバーとして臨んだ今大会。ベンチ入りできたのは準々決勝のみだったが、試合前のアップには必ず参加し、常に準備を怠らなかった。 【DF】 2清水梨紗[評価]C 先発した初戦・スペイン戦では、簡単に縦への突破を許さなかったが、68分にひざを負傷。その後、チームからの離脱が発表され悔しい大会に。 3南 萌華[評価]B 3試合で先発に名を連ねた。ゴール前で身体を張ってシュートブロックするなど、気持ちを見せた。 4熊谷紗希[評価]A 全4試合に先発して、最後まで疲れを見せなかった。キャプテンとして、最終ラインを統率し、ブラジル戦ではPKで同点弾をマーク。存在感は絶大だった。 5高橋はな[評価]B 2試合でスタメン出場。熊谷との距離感もよく、常に声を掛け合い、お互いの背後をケアし合った。 6古賀塔子[評価]B 18歳のDFは3試合で先発。本来のCBだけでなく、サイドバック、ウイングバックも務める。慣れないポジションでも慌てることなく、仕事を完遂した。 13北川ひかる[評価]B 大会前のガーナ戦の負傷で出遅れ、ナイジェリア戦から2試合連続で先発。その復帰戦では、決めた経験のない直接FKで見事にネットを揺らした。結果でチームに貢献した。 20守屋都弥[評価]B 初戦以外、3試合連続で先発。果敢な持ち上がりから何度も精度の高いクロスを供給し、攻撃で存在感を示した。 21石川璃音[評価]C 唯一の出場となったナイジェリア戦で失点に繋がる不用意なパスミス。後悔の残る大会となった。
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