「懐かしの鉄道車両を保存する眼科!?」ブルートレインを牽引していた電気機関車“EF66形”に会える全国のスポット4選
1958~2015年の長きに亘る歴史を持つ寝台特急、通称“ブルートレイン”。その代表格が東京と九州各地を結んだ九州特急。1985年から九州特急の牽引機が国内最強の電気機関車EF66形となり、その地位と人気を不動のものとした。 ⇒【写真】ブルートレインを牽引していた電気機関車“EF66形”に会える全国のスポット、詳しい画像を見る(全15枚) 今回は、カットボディも含め、その車両が保存されているスポットをご紹介。全国を巡って憧れのEF66形に会いに行こう!
【45号機】あふれんばかりの鉄道愛から美しい車両を自ら保存する眼科
ブルートレインの運行を支えてきたEF66形電気機関車は、現在も全国の数カ所で保存されている。そのうちのひとつが、さいたま市にある「ほしあい眼科」だ。一体なぜ眼科に鉄道が保存されているのか!? 鉄道好き歴50年という星合院長にお話を伺った。 「いずれ全廃することが分かっていたEF66形を、なんとか保存したいとずっと考えていて。10年前に紹介があり、ぜひ!と声を上げました」 手に入れた45号機のカットモデルは敷地外からも見える駐車場に保存されている。実はこちらの眼科には、本物の車両が他にも。14年前、最初に手に入れたというのがひたちなか海浜鉄道で活躍したキハ223。建物の隣に丸ごと1両置かれ、まるで駅のホームのようなテラスから、車内に入ることもできる。他にもEF81形や流鉄2000形のカットボディも保存されており、まるで博物館のよう。院内のいたるところから鉄道への愛が伝わってくる。 本物の車両を手に入れるためには、鉄道会社との信頼関係と、大事に扱うという気持ちを伝えることが重要だと院長は話す。もちろんブルートレインへの愛も絶大! 「子どもの頃に家族旅行でブルートレインに乗ったことがあり、そこからブルートレインが好きになりました。当時は一番下のベッドに父と2人で眠ってましたね。ブルートレインは、その形態、そして電気機関車が牽引する姿の美しさが魅力! EF66形はもちろん、他の車両も自由に見ていただけます。いつでも見に来てくださいね」
EF66形への愛から購入を決意したと話す星合繁院長。他にもキハ223や流鉄2000形のカットボディが保存されている。 路線図をイメージした診察時間案内が掲示されていたり、院内のあちこちからも鉄道好きがうかがえる。 駐車場には本物の踏切も設置するほどのこだわりよう。 ほしあい眼科 住所:埼玉県さいたま市緑区美園6-9-10 TEL:048-812-2266