来館者をきっかけにアートが生まれる八戸市美術館&立ち寄りスポット4選作家や歌人も通う八戸のブックバー
美術館を訪れる人たちとともに制作した漆畑幸男
馬や牛をモチーフとした、物語性のある具象画を描く画家の漆畑幸男は、これまでに手がけた作品の展示とあわせて、美術館を訪れる人たちとともに大きな1枚の絵を制作。 女子高校生を主題とした幻想的な世界観の木板画を創作する、少女板画作家・イラストレーターのしばやまいぬは、創作世界から不思議な森を出現させます。この森には木版画によって生まれた虫が住み着き、来館者は虫捕りを楽しむことができます。 ダンサー・振付家の磯島未来は、ジャイアントルームを訪れた人たちから聞きとりを行い、その話をもとにダンスの振り付けを考案。磯島か参加者自身が踊り、映像にして公開します。 写真家の蜂屋雄士は、参加者を募って美術館の敷地内で家族写真を撮影し、「家族」と「写真」をめぐり、ワークショップを実施。8月中旬以降に「はちや写真家 家族と写真のプロジェクト」と題して、参加者自身が撮った家族写真と、蜂屋が撮った家族写真の両方を展示。見比べてみることで、家族のあり方を探ります。 八戸市美術館のメイン企画は、訪れた人とともに育てていく、参加型のプロジェクト。後半になるにつれて展示も充実していくので、これからが本番です! また、2020 年から7会場を巡回してきた「tupera tuperaのかおてん.」を9月1日まで開催中。亀山達矢と中川敦子によるクリエイティブ・ユニット tupera tuperaの「かおノート」や「こわめっこしましょ」などの絵本原画の展示をはじめ、映像作品《かおつくリズム》や、体を使ってオリジナルの顔を作る《床田愉男》など、参加・体験型の作品を展示します。 美術館から徒歩3分程度の場所にある「八戸ブックセンター」では、「かおてん.の裏側展」を同時開催。周辺店舗では、かおをテーマにしたメニューの提供なども行っています。 八戸市美術館 所在地 青森県八戸市大字番町10-4 電話番号 0178-45-8338 開館時間 10:00~19:00 休館日 火曜日(8月13日は開館) 観覧料 無料「tupera tupera のかおてん.」は一般1,000円