席の選び方や用語解説まで、初心者に教えるプロ野球の楽しみ方。
西澤 昔は球場に着いてから応援グッズを身に着けていたけど、最近は恥ずかしいみたいな感覚は減りましたね。
球場に行くならこんな観戦法がオススメ!
西澤 初めて球場で観戦する人は、もし時間があれば練習見学ツアーに参加してほしい。開門前(10)に球場に入って、静かな中で目の当たりにする選手の動きって本当にすごいから。 【10.開門前】 日本のプロ野球は観客を入れる開門前にホームチームが、開門後にビジターチームが練習を行うのが原則。かつてホームチームのファンは推しの練習を観られなかったが、開門前の見学ツアーに参加することで解決。
オギリマ 基本的にどの球場も外野席は応援エリアだけど、攻撃中は立ちっぱなしで応援するから試合終了後はヘトヘトになっちゃう。体力に自信がなければ最初は内野席のほうがいいですね。もちろん、思い切り声を出したいなら外野がおすすめです。 西澤 応援はしたいけどずっと立つのはちょっと……という人は、外野席寄りの内野席がいいかも。ハマスタは内外野席のさらに上段に「ウィング席(11)」という席があって、料金がお得かつ取りやすいです。高所なので球場全体を俯瞰できるのがポイント。 【11.ウィング席】 2017~’20年にかけてハマスタの従来のライト、レフト側スタンドのさらに上段に増設。上段からは横浜港や、晴天なら富士山が見える日も。3万人だった球場の収容人数も現在は約3万4千人に増員した。 オギリマ 野球は試合時間が3時間を超えることがほとんど。疲れたり飽きたりしてきたら途中で球場内をブラブラしてもいいし、無理に最後まで観戦することはないと思います。 西澤 私、子どもの頃なんて6回あたりでよく寝てたもん(笑)。それくらいのスタンスでいいんだよね。 オギリマ カープもベイスターズも本拠地は屋外球場(12)だけど、4月下旬から梅雨入りまでの時期は、外での野球観戦には最適ですよ 【12.屋外球場】 セ・リーグは阪神、広島、横浜DeNA、ヤクルト。パ・リーグは千葉ロッテと楽天が屋外球場を本拠地としている。雨の日でも傘を差しての観戦は後ろの人の邪魔になるので基本NG。雨ガッパを着て応援する。 西澤 大型連休明けには交流戦(13)も始まるしね。お祭り感があって好き。 【13.交流戦】 正式には「セ・パ交流戦」。2005年から実施され、各球団が別リーグの6球団と3試合ずつ、計18試合を行う。勝敗、個人成績は各チームの公式戦成績に反映され、毎年交流戦で調子を崩して順位を落とす球団も。