平田憲聖は賞金王戴冠ならず「もちろん悔しい」最終戦で逆転許す
◇男子ゴルフツアー 日本シリーズJTカップ最終日(2024年12月1日 東京都 東京よみうりCC=7002ヤード、パー70) 賞金ランクトップで最終戦を迎えた平田憲聖(24=ELECOM)は通算イーブンパーの17位に終わり、2位に入った金谷拓実(26=Yogibo)に逆転され、516万2750円差で初の賞金王戴冠を逃した。 最終ラウンドも4バーディー、4ボギーの70とスコアを伸ばすことができず。平田は「もちろん悔しい。でもこの結果は今週だけできまった訳ではないし、1年間を通しての結果だと思う。今週に関しても金谷さんは本当に素晴らしいプレーをしていた。最後まで接戦にはなっていたけど、僕と金谷さんの差は大きくあるなと感じた」と冷静に振り返った。 今季は7月から9月にかけて自身年間最多となる4勝を挙げ、賞金王レースを引っ張った。その座はつかめなかったが、自己最高の賞金ランク2位とプロ3年目は飛躍の1年にもなった。「本当にたくさんの方に応援していただいた。そういった方に結果で恩返ししたかったので、その辺が納得できる部分ではないけど、プレーに関しては1年間よく頑張ったと自分には言いたい」と思いを明かした。 12日からは米下部ツアー(コーンフェリー)の来季出場権を懸けた最終予選会(フロリダ州)に挑む。上位5人に入ればレギュラーツアー(PGA)出場権も得られる。「気持ちを切り替えて、少しの時間だけど準備していきたい。もちろんフィールドのレベルは凄く高いと思うけど、自分のできるベストを出せるように。結果がどうであれ、自分の目標をそこに設定して頑張りたい」と前を向いた。