【子どもが作れる朝ごはん】味噌玉、マグカップリゾットなど。ポイントは”タンパク質”と”糖質”!食の専門家・佐野こころさんに教わる簡単&満点レシピ
子どもが自分でできる!朝食の工夫
朝食の大事さは理解しているけど、朝からお味噌汁を作ったり、オムレツなどを作っている時間はなかなか取れませんよね。特に、子どもが「自分で準備する」ことを目標とすると、なるべく火を使わずに栄養バランスがとれた献立にしたい…。そんなわがままに応えてくれる、佐野さんおすすめの献立をご紹介します。 ■和食編 【1】手作りふりかけ 朝はやっぱりご飯!というお子さんには、「手作りふりかけ」がおすすめ。海苔、ごま、桜エビ、しらす干し、カットわかめ、鰹節、鮭フレークなどの乾物をご飯に混ぜ、ラップで包むだけでおにぎりが完成します。 市販品より塩分量も調整できるのでおすすめです。小学生ならばそのままでも食べられると思いますが、ミキサーにかけて細かくしてあげると、小さなお子さんでも食べやすくなりますよ。 【2】ご飯にのせるだけ!高タンパク質のおかず 鶏そぼろや鮭フレーク、しらす干し、炒りたまごなどは、事前に準備しておくことで、ご飯にのせるだけでしっかりタンパク質を摂ることができます。納豆も忘れてはいけない便利な食材。 【3】味噌玉 和食に欠かせないお味噌汁ですが、朝から作るのはハードルが高いですよね。味噌玉を作っておけば、お湯を注ぐだけでお味噌汁が完成します! ここで便利なのが乾燥野菜。スーパーなどでも乾物コーナーで販売しているのでチェックしてみてください。 味噌にパックに入っているダシを破り、ダシ粉と乾燥野菜、味噌を混ぜておきます。1杯分をラップで包んで冷凍庫に入れておくだけ。大人の場合、味噌:大さじ1、ダシパックの中身(塩分の入っていないものがおすすめ):小さじ1が目安ですが、この半分の量でも小学生ならOK。冷蔵保存なら1週間程度、冷凍なら1ヶ月ほど保存可能です。 ■洋食編 【1】電子レンジオムレツ 卵1個分の溶き卵に、牛乳:小さじ1、マヨネーズ:小さじ1を入れて混ぜたら、ラップを敷いた器に入れて、電子レンジ(600W)で30秒。一度取り出したらお箸やスプーンなどで混ぜて、さらに20秒。取り出して、ラップの上から布巾で形を整え、少し冷ましたら完成。火を使わずにオムレツができるので、お子さんにも安心して任せられます。 【2】マグカップリゾット マグカップにご飯、牛乳、粉チーズ、溶き卵、ベーコン、冷凍ほうれん草(または冷凍ブロッコリー) を入れて、ふんわりラップをかけて、600Wの電子レンジで2分加熱するだけ!カルボナーラ風のスープご飯の完成です。 ベーコンと粉チーズの塩気だけでも美味しい!また、ご飯にトマトジュース(無塩)、顆粒コンソメ、ベジタブルミックス、ベーコン(またはソーセージ)を入れてチンすれば、ミネストローネ風リゾットに♡ 【3】キッシュ風トースト 厚めの食パン(4枚切りか5枚切り)に、四角く切り込みを入れて真ん中を窪ませます。そこへ、溶き卵:1/2個分、牛乳:大さじ1を混ぜたものに、しらす干しや鮭フレーク(ベーコンやハムでもOK)、冷凍野菜(ブロッコリーやミックスベジタブル)、やトマト、ピザ用チーズを混ぜたものを流し込み、トースターで8~10分焼くだけ。 冷凍野菜はたくさん収穫できる旬の間に、生のまま冷凍されているものが多く、実は栄養価がとても高い場合が多いです。上手に利用して。