チェジュ航空機事故を受け、長崎―務安が全便運休に…事故機は前日に長崎空港でも離着陸
韓国の務安(ムアン)国際空港で発生したチェジュ航空の航空機事故で、長崎県は6日、長崎―務安間で3月29日まで運航される予定だった同社のチャーター便が全便運休になったと発表した。 【動画】黒煙を上げて炎上するチェジュ航空の飛行機
事故は昨年12月29日に発生。バンコク発務安行きの旅客機が着陸に失敗して大破し、多数の死者が出た。県が誘致したチャーター便は、同10日から週3往復の計画で運航が始まり、事故機は事故前日に長崎空港でも離着陸していた。
県によると、6日までに同社から運休の方針が伝えられた。滑走路の閉鎖や、原因究明に時間がかかることなどが理由とみられる。この路線は主に韓国からのツアー客が利用していた。
大石知事は報道陣の取材に「多くの尊い命が失われたことに対し、哀悼の意を表したい。国際航空路線の定期便やチャーター便の誘致については、引き続き推進していく」と述べた。