[釣果に直結]ヒットレンジを導き出すためのカウントテクニック。
中層でバイトがあった場合
バイトがあったら、そこからのルアー回収のカウントで水深を導き出す! 藤原理論になるのがこの数値。1.5gのジグヘッドとワームの一般的な組み合わせでは1秒間で60cmフォールする。そして、1000番のスピニングリールでは、ハンドル1回転でおよそ60cm巻き取れる(イグジストFC LT1000S-Pで61cm)。これを足元で試して、同じ水深が出るか計算してみよう。
藤原さんのパイロットリグ/宵姫AJカスタム1.5g + 宵姫トレモロAJ2インチ[ラグゼ]
スイミングにダートもドリフトもできるAJカスタムに、トレモロAJ2インチはどこでも通用する王道の組み合わせ。トレモロAJはスリットが設けられており、刺しやすくフッキング性能も高い。 藤原「ここまではジグヘッド1.5gの場合。1.5gで1s/60cmだったら、0.5gで沈む遅さが倍になります。10カウントなら1.5gで6m、0.5gで3m、1gならその中間の4.5mみたいなイメージですね。これも回収のカウントでチェックして確認していくんです。1.5gのフォールスピードを体で覚えておけば、ジグヘッドを軽くした時でも投げる前から同じ水深を攻めるのにどれだけカウントすれば大体わかるようになりますよ。これが、藤原理論です!」 バイトが少ない中で、絞り出すようになんとかキャッチした1尾。ショートバイトがあったら、そこを重点的に藤原理論で攻め立てていくのだ。
藤原さんの使用タックル
ロッド:ラグゼ宵姫 天S52UL-ソリッド(ラグゼ) リール:ジグジストFC LT1000S-P(DAIWA) ライン:鰺の糸エステル ナイトブルー 0.5号(サンライン) リーダー:スモールゲームリーダーSV-1 4ポンド(サンライン)
アングラープロフィール/藤原真一郎(ふじわら・しんいちろう)
激戦区大阪泉南をホームとし、全国各地のフィールドでも数々の実績を上げるライトゲームのスペシャリスト。現場での豊富な実釣経験を持つ行動派でありながら、魚の生態に関する学術書を読み研究する頭脳派でもある。ラグゼのプロスタッフ。