全米メディアも大谷翔平vs有原航平の”元日ハム対決”に注目…称賛を浴びたのは「主役の座を奪った」2勝目の有原
レンジャーズの有原航平(28)は19日(日本時間20日)、敵地でのエンゼルス戦に中4日で4度目の先発マウンドに上がり、6回二死一、二塁で降板したが、2安打無失点の好投を見せ、6-4のスコアで2勝目をゲットした。全米の注目は、「2番・DH」で出場した日本ハム時代のチームメイト、大谷翔平(26)との2度の対戦。1回無死一塁ではカットボールを使い、一ゴロ併殺打に抑え、4回には大谷が本塁打を確信してバットを放り投げたほどのフェンスギリギリの大飛球を打たれたが、巨人に在籍経験のある中堅のアドリス・ガルシア(28)が好捕した。またメジャーを代表する強打者のマイク・トラウト(29)からもスプリットで2三振を奪うなど、変化球と制球が冴え2回一死から12打者連続アウトをマークした。全米メディアも大谷との対決にフォーカスして有原のピッチングを絶賛した。 メジャーの公式サイトは「有原、大谷との初対戦で勝利」とのタイトルを取り、「わずか4年前、有原と大谷は日本の日本ハムファイターズでチームメイトだった。月曜夜に彼らはアナハイムでメジャー初対戦した。有原は2度の対戦で勝り、1回はダブルプレーのゴロ、4回は中堅への飛球に抑えた。有原は元チームメイトとの対戦にとても興奮し2つアウトを取れたことをさらにうれしがった」と報じた。 記事は、「2人は試合前にあいさつを交わして話していた。有原は“気さくな会話だった“と明かした。有原は6回二死一、二塁で大谷とトラウトとの3度目の対戦を避けるために降板したが、5回2/3を2安打2四球無失点で終えた。奪三振は6で、そのうち2つはトラウトから。有原は”日本のすべての野球選手がトラウトが誰かを知っており、彼から三振を奪えたことがどれだけ大きなことかを理解している”と語った」と有原のコメントを中心に展開。その上で「有原は持ち球の7種類の変化球を効果的かつ効率的に使い、過去2度の先発から続いている無失点を12回1/3に伸ばした。彼はカーブを1度しか使わなかったが、77球のうち27%がフォーシームだった」と投球内容を分析した。 レンジャーズの地元のダラスモーニングニューズ紙は「すべての目が大谷に向く中で有原が主役を奪いレンジャーズをエンゼルス戦勝利へ導く」との見出しを取って報じた。