カテゴリーでトップを争う運用成績で注目、「One/フィデリティ・ブルーチップ・グロース株式F」の魅力
アセットマネジメントOneが設定する「One/フィデリティ・ブルーチップ・グロース株式ファンド」。運用は、米国の大手運用会社フィデリティ・インベスメンツ(以下、米国フィデリティ)が担う。同じ運用戦略で運用されている米国籍のファンドは、米国フィデリティが35年以上にわたってインデックスを上回る運用実績を重ねてきた旗艦ファンドの1つとして知られた存在だった。2023年12月の設定以来、外国株式ファンドの中でトップを争う運用成績となって注目度が高まっている。同ファンド設定の狙いと運用の仕組み等について、アセットマネジメントOne執行役員投資信託営業本部長の尾崎聡氏(写真:左)とフィデリティ投信の機関投資家営業部長の蒋愛琴氏(写真:右)に聞いた。
――ファンド設定の経緯は?
尾崎 新NISAが始まったこともあって足元では、低コストのパッシブファンドに多くの資金流入が続いているところですが、その中にあって、パッシブ・プラス・アルファを求める投資家の方々のニーズが高まっていることを感じていました。
投資家の皆様のニーズに応えられる運用戦略はないものかと、世界中のファンドをリサーチしていたところ、35年にわたってベンチマークをアウトパフォームし続けている優れたファンドに巡り合ったのです。それは、米国フィデリティの伝統的なボトムアップ運用のファンドで、米国でも残高が大きく、高く評価されているファンドでした。
このファンドの内容を調べると、ボトムアップで銘柄を発掘しているにもかかわらずポートフォリオの組み入れ銘柄数は200~500銘柄と非常に多い。一般的にポートフォリオに組み入れている銘柄数が多くなると、パフォーマンスがインデックスに似通ってくるものですが、このファンドはベンチマークをアウトパフォームし続けています。一般的なファンドと比べ、多数分散しつつもリターンを追求できるアクティブファンドとして、ぜひ日本の投資家に紹介したいと考え、今回のファンド設定に至りました。