【デザート市場2023】自宅療養食や常備スイーツなどストックニーズ高まる 再評価進み底堅い成長へ
2023年度のデザート市場のうち、手作り風フレッシュデザートを除く大量生産のゼリー・プリン類は、常温・チルド帯ともにコロナ禍を経て再評価が進み、底堅い成長軌道を維持しそうだ。療養食や常備スイーツとしてのストックニーズが高まったことに加え、価格改定ラッシュの中にあっても手軽に楽しめるアイテムとして、消費者意識における存在感は高まっている印象。鳥インフルエンザ発生に起因する鶏卵不足の影響が懸念されるが、定番品・基幹品を中心に根強い需要は続くとみられることから、安定供給が重要な一年となりそうだ。各メーカーは時代の変化に対応した新たな栄養機能価値や、ライフスタイルに対応した容器・形状訴求を進めており、潜在需要は引き続き高そう。本特集では、加工食品メーカーがナショナルブランド商品として大量生産する家庭用の常温品・チルド品と、外食や給食分野などを含む冷凍デザートの動向を中心に、近況と今後の展望を探った。
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日本食糧新聞社