ウィザーズ八村塁が14得点のサマーリーグデビューも全米メディア評価は「際立ったディフェンス力」
ワシントン・ウィザーズに日本人として初のドラフト1巡目指名された八村塁が6日(日本時間7日)、米国・ラスベガスで行われた「MGM Resorts NBAサマーリーグ」のニューオーリンズ・ペリカンズ戦に先発出場し、華麗なダンクを含む14得点をマーク、5リバウンド1アシスト、2ブロックでチームの84-79での勝利に貢献した。ペリカンズの全体ドラフト1位指名のザイオン・ウィリアムソンは出場せず、話題のルーキー対決は“お預け” になったが、八村のデビュー戦を全米メディアはスペースを割いて取り上げた。各メディアが特に評価したのは、そのディフェンス力だった。 NBCスポーツは「トロイ・ブラウンJr.と八村がウィザーズのサマーリーグでのペリカンズ戦勝利で際立つ」との見出しを取り、「八村のNBAで最も準備が整っている技術はオフェンスにある。ゴンザガ大学で彼の最も強調された部分は得点力だった。だが、彼のサマーリーグのデビュー戦はディフェンスが最も際立っていた」と報じた。 八村のディフェンス面を評価したのだ。 「八村はオフェンスで第3クォーターでのベースラインからのアリウープを含め、光放つプレーをいくつか見せた。だが、彼は多くの場面で苦闘をみせ、フィールドゴールは16本中、6本の成功。控えめな14得点だった」とデビュー戦を総括。 その一方で「ディフェンスにおいては、ウィザーズが他のチームが見落としたと信じてきた潜在能力を見せつけた。彼は素早い足の動きで、複数のポジションでディフェンスにおいて好プレーを見せた。そして彼はカギとなる2つのブロックショットでゴール周りで素晴らしい勘を発揮して見せた」と、ハイライトとなったブロックショットを評価した。 ウィザーズの地元、ワシントンポスト紙は「ウィザーズのルーキー、八村がNBAサマーリーグで仕事一筋デビュー」との見出しを取って八村にフォーカスした。 同紙は八村のデビュー戦を以下のようにレポートした。