ウィザーズ八村塁が14得点のサマーリーグデビューも全米メディア評価は「際立ったディフェンス力」
「八村はゴール近くですべてのシュートで競ってみせた。攻撃面で彼のシュートは決まらなかったが、八村のディフェンス力と努力には疑問の余地はなく、第2クォーターでは、彼はペリカンズのシュートを防いだ。彼がバランスを崩しコートにズドンと落ちたときは観客の多くが息を飲んだ。トミー・シェパード暫定球団社長はウィザーズの将来(の八村)が無事かを心配してコートサイドの席から身を乗り出した。八村は黙って起き上がり、プロデビュー戦でしっかりと仕事をこなしたが、彼のバスケットボール人生がまだ成長段階にあることを示した」 記事は、ドラフト全体1位指名のザイオン・ウィリアムソンがポロシャツ姿でペリカンズのベンチに座り、出場がなかったことを伝え、「八村が(際立って)輝くことはなかったが、プレーは安定しているように見えた。彼は、カーメロ・アンソニーに匹敵する選手に成長する可能性をアピールした。パワーフォワードタイプであることを見せつけたが、常にゴールを決めたわけではなかった。八村は二桁の14得点を挙げたが、フロアでは10本のシュートを外し、アウトサイドでは苦闘を見せていた」と、八村のデビュー戦内容を紹介。 「ウィザーズの先発パワーフォワードとして無難に34分間プレーした。彼が黙々としたことは、彼が鈍感だったことと示すものではなかった。ゴール下でリバウンドを追う彼の努力やゴールを守るペイントエリアでの存在感は注目を集めた。ディフェンダーとして、八村は5リバウンドと2ブロックを記録して見せた」と、黙々とディフェンスをこなし続けた八村のプレーを評価した。 CBSスポーツも「ウィザーズの八村が勝利につなげる多くの結果を残す」との見出しを取り、八村がデビュー戦に残したスタッツ(成績)を記載した。 記事は、「今年のドラフト9位(の八村)は、彼にとって平均的なシュートの夜だったにもかかわらず、ペリカンズに対し印象的なプレーを見せた。5リバウンドと2ブロックでディフェンスでもインパクトを残した」と、ディフェンス面を評価。 「ゴンザガ大学出身の八村はこの試合で持って生まれた得点能力を証明した。今シーズンは、チームオフェンスで彼の背番号が呼ばれるのを頻繁に聞くことになりそうだ」と続けた。 また八村が所属したゴンザガ大学の地元スポケーンのテレビ局KREM2は「八村のNBAサマーリーグデビューでの最も印象的だった3つの瞬間」との見出しを取り、「前ゴンザガ大学のフォワードの八村がいくつかの衝撃的なプレーを見せた」と報じた。 記事は、動画を添えて、八村のプロデビュー戦での3つのベストプレーをランキング方式でピックアップした。3位は、八村の最初の得点。「ゴール下深くに入り得点を上げた。ゴンザガ大のファンにとって、お馴染みのシーンだった」と続けた。 2位には「八村がアリウープで力強い運動能力を見せる」として、第3クォーターに見せたアリウープダンクを紹介。そして1位には「八村がモンスター級のブロックショットを見せつける」とし、第2クォーターで見せたブロックショットを紹介した。 好発進した八村の“本番”でのスタメンデビューの可能性が高まりそうそうだ。