スポーツがメンタルに与える驚くべき6つの新効果 「スポーツマインド」が時代を切り開く!
前向きになるウエイトリフト:筋肉の限界突破が私に教えてくれたこと
UK版エディターの体験談より。 それまでジム通いが長く続いたことのなかった私が、44歳にしてウエイトリフトの世界に飛び込んだ。バーベルを手にして行うスクワット、チェストプレス、デッドリフト……。 拷問にしか見えないトレーニングの何がよいのかと思っていたが、始めてみて気づいたことがいくつかある。ウエイトリフトにとって一番大切な考え方は、筋肉を限界まで“追い込む”プログレッシブオーバーロード。 負荷を徐々に増やしていき、筋肉の成長を促す方法のことだ。効果を得るには、筋肉を挫折寸前、あるいは完全に挫折するところまで追い込む必要がある。ダメージを経験することで、体がより強く生まれ変わるのだ。
それは、失敗が恥ずかしいものではなく、成長の証しであることを教えてくれた。そして、ある週に5kgだったウエイトが、次の週には10kgになっている。自分の限界を超えることができる喜びと、それに伴う自信は計り知れない。 進歩が実感できるため、中毒性が高いのだ。適切な休息と栄養を取ることも、この運動の一部である。すべてを経て、もちろん私の体は思ってもみなかったほど引き締まった。 ウエイトリフティングはただの運動ではなく、自己改革のプロセスだと思う。自己認識と体との対話を深める一助となり、自分自身を新たな角度から見つめ直す機会を提供してくれる。だからウエイトリフティングは苦痛ながらも、その魅力に引かれ続けている。