7月は過去最も高温 暑かった昨年を上回る 東北で記録的大雨も 7月の天候まとめ
気象庁は1日（木）、7月の天候まとめを発表した。全国的に気温が高く、全国153の気象台等のうち62地点で、月平均気温が7月として歴代1位の高温となった（タイ記録12地点を含む）。また、日本の月平均気温（＊）の基準値からの偏差は＋2.16℃で、統計を開始した1898年以降の7月として、昨年（2023年）の記録をさらにに上回り、最も高くなった。 （＊）都市化による影響が比較的小さく、長期間の観測が行われている地点から、地域的に偏りなく分布するように選定した15地点（網走、山形、銚子、浜田、宮崎、石垣島など）の気象台等の観測値を用いた統計。
高温記録
7日は静岡で日最高気温40.0℃、29日も佐野（栃木）で日最高気温41.0℃を記録するなど、各地で記録的な高温となった。なお、月平均気温は、那覇30.5℃、鹿児島29.9℃、千葉28.8℃など、全国153の気象台等のうち62地点で、月平均気温が7月として歴代1位の高温となった(タイ記録12地点を含む)。
梅雨前線と台風3号
北日本は日本海側を中心に、東北に停滞することが多かった梅雨前線のほか、低気圧や湿った空気の影響を受けやすく、25日ごろは山形県で線状降水帯が発生するなど、記録的な大雨となった所があった。 また、沖縄・奄美は、中旬まで太平洋高気圧に覆われることが多かったため、月間日照時間はかなり多かったが、下旬に台風3号の影響で大雨や大荒れとなった所があったため月降水量は多かった。
