北陸・東北南部が梅雨明け 平年より1週間以上遅く 来週にかけて晴天と厳しい暑さ続く
きょう1日(木)午前、北陸と東北南部が梅雨明けしたとみられると発表があった。平年と比べて、北陸は9日、東北南部は8日遅い梅雨明けとなった。昨年の梅雨明けに比べて、北陸は11日、東北南部は10日遅かった。北陸や東北南部は来週にかけても、高気圧に覆われて厳しい暑さが続く見込み。
北陸は、6月22日(土)に、平年より11日遅い梅雨入りの発表があった。翌23日(日)は福井県を中心に、6月としては記録的な大雨となった。新潟県は6月の降水量が平年より少なかったが、7月は下越を中心にたびたび大雨となり、25日(木)は下越と中越を中心に激しい雨を観測した。日降水量が110ミリに達した新潟市では、道路の冠水などの被害が発生した。
東北南部は6月23日(日)に、平年より11日遅く梅雨入りの発表があった。梅雨末期の7月25日には、山形県に「大雨特別警報」が二度発表されるなど記録的な大雨となり、河川の氾濫や浸水など甚大な被害が発生した。山形県で翌26日朝までの48時間降水量が、400ミリを超えた所があった。一方、太平洋側は平年より降水量が少ない所があった。
なお、梅雨は季節現象であり、その入り明けは平均的に5日間程度の「移り変わり」の期間がある。梅雨入り、梅雨明けともに速報値として一旦、発表されるが、春から夏にかけての実際の天候経過を考慮した検討を秋に行い、その結果を確定値としている。