ギャル曽根が振り返る“コンプレックス”だらけだった思春期 「ギャルメイクが私にとって救いでした」
姉と弟は成績がよくて、中学を卒業したら理系の難しい学校に進学しました。でも私にはとても無理でした。きょうだいのなかで自分だけができそこないなんじゃないか……そんな気持ちにもなりました。 いま思うと、あの頃は成績表やテストの点数がすべてみたいな気がしていたんです。でも、社会に出ると評価基準はそれだけではありませんでした。学力とは全然違う基準で、認めてくれる人もたくさんいたのです。 成績のよかった姉や弟は、立派な企業に就職しました。すごいな、やっぱり優秀だなって思います。私はちょっと違う道に進んだけれど、私は私で素敵な出会いがあり、自分の得意を生かして仕事をしています。 お互いに好きな道に進んでいるんだから、もう学生時代の成績なんて関係ありません。自分のコンプレックスも「過去のこと」にできているのです。 それでも学生時代に勉強を怠けていた事実は変わりません。言葉をあまり知らない、うまく説明できないなどの悩みはありましたが、大人になってから勉強して、少しずつ取り戻しています。 大人になると世界が広がるぶん、相対的にコンプレックスは小さくなるのかもしれませんね。 そしてなによりも、ありのままの私を好きでいてくれる人たちといっしょにいることも大きいと思います。夫もそう、子どもたちもそう。 自分を丸ごとで愛してくれる人の存在は、コンプレックスを薄めてくれる絶大な効果があるのです。 ■外見を気にしない。そんな子どものまま大きくなって! そんなわけで、私たち夫婦は常に子どもたちを「かわいい、かわいい」と言い続けています。もちろん子どもたちは鋼のメンタルです。 もしかしたらコンプレックスもあるのかもしれないけれど、「自分は自分でいい」と思っている感じが伝わってきます。 ただ長男は思春期の入り口にいます。あるとき「ぼくってあまりイケメンじゃないみたいなんだ」「〇〇くんはかっこいいよね」と自分と友だちを比較していたんです。