ロールス・ロイスの「ロールズ」と「ロイス」の才能を結びつけた男…スピリット・オブ・エクスタシーを発案した「クロード・ジョンソン」とは
AMWノミカタ
クロード・グッドマン・ジョンソンは社交家でビジネスマンであるロールスと天才エンジニアのロイスの間の「ハイフン」であると自ら称していた。つまり「Rolls-Royce」の「-」の部分である。2人の才能を結びつける役割を果たしている。ロールス・ロイスが「世界最高のクルマ」と称賛されるに至るには、彼自身の、そしてマーケターとしての類まれなスキル、才能、経験、そして個性に拠るものが大きい。 スピリット・オブ・エクスタシーは彼の発案で製造され、パンテオンラジエターのデザイン変更に断固反対し、ファントムというモデル名を付けたクルマを販売した。いずれも100年以上経った今でもロールス・ロイスのブランドを印象つける重要なアイコンとして生き続けている。彼はいち早くロールスとロイスの才能を見抜き、また将来を正しく予見する確かな目をもった人物だったのだろう。自身は非常に謙虚な人柄で表舞台に出ることを嫌っていたそうであまり知られていないが、ロールス・ロイスで果たした役割は大きい。
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