【川崎F】中村憲剛氏が鬼木達監督へ感謝の思い激白「先輩であり、戦友であり、同志」全文掲載
川崎フロンターレFROの中村憲剛氏(44)が9日までに、自身のインスタグラムを更新。今季限りで退任する鬼木達監督(50)への思いを長文でつづった。 8日のJ1最終節アビスパ福岡戦を持って8シーズン率いた鬼木フロンターレが終わった。2人は選手としての先輩・後輩、選手とコーチ、選手と監督と関係性を変えながら長い期間、ともにクラブを支えた。中村氏は「自分の18年の現役生活のほぼ全てに鬼さんがいました。うれしいことも、悲しいことも、楽しいことも、悔しいことも全部を共に経験してきた先輩であり、戦友であり、同志だといまも思っています」などと記した。 特に17年の初優勝は思い出深いといい「鬼さんなしでは今の自分は存在しませんし、自分も含めて多くの選手に影響を与えた監督ですし、クラブにもどれだけ多くのものを残してくれたか。どれだけみんなに愛されていたかは今日のセレモニーを見ればよくわかりました」と振り返った。 さらに「出会いがあって別れがあるのはこの世界の常ではあります。頭では理解しようと努めていますが、心の中には大きな穴がぽっかり空いたままです」と素直な思いを明かしつつ「長い間本当に本当にありがとうございました」と感謝を伝えた。 中村氏は最終戦を現地観戦し、鬼木監督の送別セレモニー後には、熱い抱擁をかわしていた。自身は20年シーズン限りで引退したが、コロナ禍で実施できていなかった引退試合を14日に本拠地のUvanceとどろきスタジアムbyFujitsuで実施する。 以下全文 鬼さん。 2003年に入団した時から始まった鬼さんとの関係。 先輩と後輩、コーチと選手、そして監督・選手としてとてもとても長い時間を共にしてきました。 ルーキー時代にご飯に連れて行ってもらって、たくさんサッカーの話をしたことをいま、思い出します。 鬼さんがコーチ・監督になってからはご飯にいけなくなってしまいましたが、その分、どんな時も監督室の扉を開けてくれていつでもどんな時でも話をしてくれました。 自分の18年の現役生活のほぼ全てに鬼さんがいました。 うれしいことも、悲しいことも、楽しいことも、悔しいことも全部を共に経験してきた先輩であり、戦友であり、同志だといまも思っています。 正直、鬼さんとの思い出は多すぎてここでは書ききれませんが、やっぱり2017年のリーグ初優勝の時に、お互いにしかない想いがあふれる中で優勝の喜びを分かち合えたことは一生忘れません。 鬼さんなしでは今の自分は存在しませんし、自分も含めて多くの選手に影響を与えた監督ですし、クラブにもどれだけ多くのものを残してくれたか。 どれだけみんなに愛されていたかは今日のセレモニーを見ればよくわかりました。 在籍26年。 当たり前のようにそこにいてくれた存在がいなくなってしまうのは、正直想像がつきません。 出会いがあって別れがあるのはこの世界の常ではあります。 頭では理解しようと努めていますが、心の中には大きな穴がぽっかり空いたままです。 もうあの部屋で時間を気にせず何時間も話せなくなってしまうのは寂しくてしょうがないですが、その代わりまたご飯を食べに行ける関係に戻れるので、積もる話はその時に。 面倒見が良くて、話すのが好きで、涙もろくて、何よりサッカーが大好きな鬼さん、長い間本当に本当にありがとうございました。 またどこかで。 #鬼木達