「一番はチームが勝つこと」今永昇太が7回途中2失点で6勝目! 「信じられないくらいだ」防御率1点台にチームメイトも驚き
カブスの今永昇太が現地時間6月9日(日本時間10日)、敵地シンシナティでのレッズ戦に先発登板し、7回途中5安打2失点、7奪三振の好投で今季6勝目を挙げた。チームは4-2で勝利している。 【動画】今永昇太が今季6勝目!レッズ戦で空振り三振を奪うシーン 初回に3点の援護を受けた今永は、直後のイニングを三者凡退で終えると、2回も二死から安打を許したものの無得点で切り抜ける。 4-0で迎えた3回はルーク・メーリに一発を浴びてしまうが、4回、5回、6回と3イニングを1四球のみで無失点で抑え込んだ。7回は3連打を浴びて1点を失うと、二死を取ったところでリリーフ陣に託してマウンドを降りた。 米メディア『MLB.com』のジョーダン・バスティアン記者は記事の中で、カブスのクレイグ・カウンセル監督が今永について「野球界最高の投手でもヒットを打たれることはある」と、ニヤリと笑ったと伝えた。 今永は5月1日以来の白星を手にし、「一番重視しているのは、登板した試合でチームが勝つこと。自分がいい投球ができたのは二番目」と、この日、チームの勝利に貢献できたことを喜んだという。 記事では、「イマナガは最初の2イニングで対戦した7人の打者全員に初球でフォーシームを投げた」と説明し、「最初の3イニングで、イマナガは11人の打者のうち9人に初球で速球を投げた。ゾーン内の6つのフォーシームのうち5つがスイングを生んだ」としている。 また、4回以降はスプリットやカーブなども織り交ぜて相手打者を翻弄。記事でも「シーズン開幕から9試合連続で素晴らしい成績を残したときに示したような適応力とコントロールだった」と称えている。 また、チームメイトである外野手のイアン・ハップも今永について「彼は素晴らしい仕事をした」と賛辞を送り、「彼はシーズンの3分の1を終えて2以下(防御率)になった。信じられないくらいだ」と、ここまでの成績に驚きを隠せない。 6試合ぶりの勝利を飾った左腕はこれで6勝1敗、防御率は「1.96」となった。ここ2試合は大量失点で5回途中で降板していただけに、その不安を吹き消す投球を披露した。次戦の登板がまた楽しみになってきた。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]