シニア世代のキャリアチェンジは難しい?|キャリアチェンジのリスクを解説【シン・会社のマナー】
キャリアチェンジの選択肢
シニア世代のキャリアチェンジは、自分自身を過大評価しないことがポイントです。シニアになっても夢や意欲を持つのは良いことですが、高すぎる理想を掲げることはやめましょう。自分の考えに固執せず、周囲や家族に相談する、専門家の助言を仰ぐのも一案です。ハローワークや自治体などでも、シニアの就職をサポートする窓口が用意されています。 シニア向けの求人サイトなどにも目を通しておくと良いでしょう。シニア世代のキャリアチェンジは、次のような点がポイントになります。 1.自分の趣味や、興味あるものにつながる分野を選択する。 2.勤務地、勤務時間などは、自分のライフプランに合わせて考える。 3.コミュニケーションスキルなど、自分の長所を活かせる仕事を選ぶ。 例えば、趣味の知識を活かせる店舗などで働く、自宅から近い場所、少ない勤務日数の仕事で私生活を充実させるなど、選択に失敗しないためにはなるべく早いうちから準備をし、心の余裕を持って仕事を探すことが大切です。
まとめ
シニア世代のキャリアチェンジはリスクもありますから、不安を感じて踏み切れない人もいると思います。けれども、人生は長いものです。今までの仕事から離れて、未経験の世界に挑戦することは決して無謀なことではありません。後悔しないキャリアチェンジをするためには、情報収集と自己分析がカギになります。意欲の持てる仕事に出会えて、幸福なシニアライフを送っている人も多数います。 ●執筆/小田 啓子(おだ けいこ) 社会保険労務士。 大学卒業後、外食チェーン本部総務部および建設コンサルタント企業の管理部を経て、2022年に「小田社会保険労務士事務所」を開業。現在人事・労務コンサルタントとして企業のサポートをする傍ら、「年金とライフプランの相談」や「ハラスメント研修」などを実施し、「働く人を支援する社労士」として活動中。趣味は、美術鑑賞。 ●構成/京都メディアライン
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