菅首相が会見 「宣言」に4府県追加(全文3完)しっかり対応することが私の責任
インターネットを介して対話を頻繁に
それから副反応については、これはやはりオープンに情報提供して、結果的には多少の副反応はあるんだけども、ワクチンを打つことの効果ですよね。これはもう先ほど総理もおっしゃっていたと思いますけど、いわゆる後遺症、若い人でも重症化するし、後遺症に悩むということをたぶん知らない方も多いと思うので、そういうことを私は今の時代ですから、単にこういう記者会見で言うだけじゃなくて、例えばインタ-ネットなんかに、いろんな若い人、あるいはワクチンに疑念を抱いている人もおられますよね。 そういう人と一緒に話をしながら対話をするということでおそらく気が付くところ、気付きのところもあると思うので、そういうことを繰り返し、いろんな方がいろんな場面でやるということが今のインターネットの時代には非常に重要なので、単に皆さん、テレビ、新聞と同時に、そういうところでの関係者ですね。ワクチンをもう信奉、ワクチンを信じている人、ワクチンに多少疑問を抱いている人とおられると思うので、そういう人との対話というものをこれから頻繁に、しかもそれを今の時代は会ってはできませんから、そういうインターネットを介して、やったらいいんじゃないかと私は思います。 司会:それではJDWの高橋さんどうぞ。こちらで最後の1問とさせていただきます。
デルタ株を見くびっていたのでは
ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー:ジェーンズ・ディフェンス・ウィークリー東京特派員の高橋浩祐と申します。総理は今日の会見で、デルタ株の猛威やデルタ株の急速な広がりを今の感染爆発というか急増の主な原因として挙げましたが、ただ、デルタ株はこの3月、4月にインドでも垂直的に感染爆発したりとか、あとヨーロッパでも、オランダとかイギリスもワクチン先進国なのにぐっと上がりましたよね。アジアでもインドネシアがぐっと垂直的、バーティカルに上がりましたよね。そういうのを分かっていたのに止められなかったと。 デルタ株の猛威が原因じゃなくて、あまりにも甘いこのシミュレーションというか見通しの上で、このデルタ株を見くびっていたことが一番今回の感染爆発の背景にあるんじゃないでしょうか。そして、その甘い、根拠なき楽観主義のもとで、またオリンピックをこうやって開催していることが感染をまた引き起こしているんじゃないでしょうか。 それで、総理は先ほど、国民の命と健康を守る責任として感染の波を止めることだとおっしゃいましたよね。もし、この感染の波、止められずに医療崩壊して、救うべき命が救えなくなったときに、総理、総理の職を辞職する覚悟はありますか。明確にお答えください。以上です。 菅:私はこの問題に対して、例えばインドであのような状況になったとき、インドをはじめ関係国から日本に入国する方については水際対策というものも通常の6日とかそういうところから延長して、しっかりと入国した人についてはチェックをする体制というのは、水際対策というのはきちっとやっています。そして今、このオリンピックというのは、まさに海外の選手の人、入ってくる方たちと完全にレーンを分けていますから、そこは一緒にならないようにしております。そうしたことで、しっかりと対応させていただいているというふうに思っています。 司会:はい、それでは。