菅首相が会見 「宣言」に4府県追加(全文3完)しっかり対応することが私の責任
国民と危機感を共有するために何が一番重要か
文化放送:文化放送の山本です。総理に、まず国民へのメッセージと危機感の共有について伺いたいと思います。対策の効果を上げるため、尾身会長はじめ専門家の方から、国民との危機感の共有が重要だと指摘されています。ただ、国民の間からは、オリンピックをやっているから大丈夫という声や、弊社の取材でも、ワクチンの接種が進んでいるからコロナに対する恐怖感が薄れてきたという、そういう声も上がっています。総理は今日もメッセージを出されましたが、国民と危機感を共有できる自信はありますでしょうか。国民との危機感を共有するために、総理自身、何が一番重要だとお考えになっているんでしょうか。 また、危機的状況が続く間、国民との危機感を共有するためにも、総理自身が毎日ぶら下がり会見などでメッセージを発信する、そういうお考えはありますでしょうか。尾身会長にも、一丸となって立ち向かうために、また、国民と共有するために、具体的にどういうことをしていけばいいというふうにお考えでしょうか。よろしくお願いいたします。 菅:まず、国民の皆さんに現状を踏まえた中で、それぞれの立場で危機感を持っていただくことがものすごく大事なことだというふうに思います。先ほど申し上げましたように、当初は、この新型コロナというのは高齢者の方だけが注意すればいいというような、これは現実でも重症者も多かったものですからそういう、コロナについては思いだったと思います。今、そうした方についてはほとんど、新規感染者もほとんど少なくなってますから、そこで今、40代、50代、特に30以下の若者が70%、これは今、感染者を占めていますので、そうした方への、そうした人たちへのメッセージ、そこは極めて大事だというふうに思ってます。 そういう中で私自身、こうした対策を講じる際に、あるいはぶら下がりもかなりの頻度で行っているというふうに思っています。そうしたことをしっかり対応しながら、ここは国民の皆さんにそうした危機感を持って対応していただけるようにしたいというふうに思ってます。それと、政府広報でもいろんな立場で行ってきてるんですけど、やはりSNSとか、特に若い人向けというのはしっかり力を入れてやる必要があるというふうに思っています。