菅首相が会見 「宣言」に4府県追加(全文3完)しっかり対応することが私の責任
菅義偉(よしひで)首相は30日夜、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「菅首相が会見 「宣言」首都圏3県と大阪府も追加へ(2021年7月30日)」に対応しております。 【動画】菅首相が会見 「宣言」首都圏3県と大阪府も追加へ(2021年7月30日) ◇ ◇
「黒い雨」の政治決断に至る経緯を教えて
中国新聞:中国新聞の下久保です。よろしくお願いします。総理にお尋ねしたいのは新型コロナウイルスの影響下にある地方間の移動です。8月6日に広島原爆の日、8月9日に長崎原爆の日があります。これは歴代総理が出席され、参列され、平和への誓いを述べられ、また、被爆者の方とも交流してきました。今回は総理がこの式典に参列されるのか、また、参列されるに当たっては多数の随行員を連れていかれるんだと思うんですけど、コロナウイルスの対策についてはどのようにお考えか。 また、この広島においては、総理が先日、首相談話を出された「黒い雨」の政治決断について関心が集まっています。この点について1つお伺いしたいのが、関係者の高齢化を総理は政治決断の理由に挙げられましたが、この訴訟が提起された6年の間に多くの方も関係者の方が亡くなっています。この政治決断がここまで延びたことについてやはり疑問があるんですが、このコロナ対策と、この政治決断に至るまでの経緯を教えてください。 菅:まず、長崎と広島で起きた惨禍、それによってもたらした人々の苦悩を二度と繰り返してはならないという、まさに唯一の被爆国日本の内閣総理大臣としてそのように思っております。こうした考え方から、東京が緊急事態宣言下ではありますけれども、現地の自治体からも式典へのご案内をいただいています。日程が許す限り参加をしたい、このように思います。その際には当然、必要最小限の人数で行きたいと、こういうふうにしたいと思っています。 また、今回の判決については私自身、官房長官のときにもこれについて相談を受けました。そうしたときからの思いもある中で、熟慮に熟慮を重ねた結果として、84名の原告の皆さんに対しては、まさに被爆、この援護法ですか、被爆者援護法のこの理念に立ち返って、そこは救済を図るべきだという、そういう判断をさせていただきました。そしてそれと同時に、上告しないことを判断して、まずは高齢者と病気の方もいらっしゃるということですから、84人の方にはとにかくできる限り早く手帳をということを申し上げました。 それと、同じような事情の方に対して、この皆さんも同じような思いであろうというふうに思っています。そうした皆さんに対して、これは県と市にも直接お世話になりますから、国と県と市で誠意を持って救済について検討することができるように、そうしたことを指示したところであります。 司会:それでは文化放送、山本さん、どうぞ。