ダルビッシュと本田圭佑が木村花さんを傷つけたSNS誹謗中傷対策で共闘…「こうすれば”クソリプマン”はいなくなる」
投稿から1日の間にリツイートは8万に、寄せられた「いいね」は31万を超えた。「煽っているように見えて、誹謗中傷が酷くなるんかと思ってた」と驚きを伝えるリプライに、ダルビッシュは「相手は感触のないサンドバッグを殴り続けることになるのでいなくなりやすいです」と返してもいる。 さらにはバッタの大群に取り囲まれている人間の写真を3枚投稿。その上で「たまーに来る誹謗中傷をスルーしただけで対処法わかってますって感じの人へ。著名人への誹謗中傷はこんな感じです。」や「この人たちに『スルーしなさい』って俺は言えない。」と続けてつぶやいた。 無数のバッタが絶えず浴びせられる誹謗中傷を、一人で戦っている人間が標的にされたアスリートを含めた著名人を、指しているのは明白だった。視界をさえぎるほどのバッタを無視していては、前へ進むことはできない――ダルビッシュの主張は、画像を介して痛いほどに伝わってきた。 そして、バッタの写真が添えられた投稿から約1時間半後。所属するボタフォゴが本拠地を置くブラジル・リオデジャネイロから、本田が利用して4年目になる自身のツイッター(@kskgroup2017)へ「んーネットでの誹謗中傷が犯罪という認識はなかったなー。」で始まるつぶやきを投稿した。 「多分イタリアのサッカースタジアムで試合に負けた日には誹謗中傷が日常やったからかな。」 本田の脳裏に浮かんだのは、2013-14シーズンの途中にCSKAモスクワから加入し、自身の強い希望で「10番」を背負った名門ACミラン時代だった。クラブそのものも低迷し、本田自身も期待に見合う成績を残せなかった3年半の日々を、かつてこんな言葉とともに振り返ったこともある。 「新しいものを取り入れることが、イタリアはものすごく苦手なんです。歴史を大事にするというか、よそ者をあまり受け入れたくないという文化はいい部分であり、悪い部分でもあるんですけど」