大阪・関西万博の海外パビリオンの建設遅れ問題 吉村知事「8月末で最終的な方向性が決定されると思っています」
大阪府の吉村洋文知事は19日午後、大阪府庁で定例記者会見を行った。2025年大阪・関西万博の「海外パビリオン」の建設が遅れている問題について、関西経済連合会の松本正義会長が18日に「撤退する国もあるのではないか」と述べたことについて、吉村知事は「ビジネスマンのとらえ方として、この時期にタイトになってきているということを指摘されたんだと思います」と述べた。 【動画】大阪府の吉村洋文知事が定例会見(2023年7月19日)
松本会長は18日に会見で、大阪・関西万博に参加する予定の国や地域が建てるパビリオンの建設の申請が遅れている問題について、個人的な見解として撤退する国があるとの考えを示した。 19日に行われた吉村知事の定例会見で報道陣からは松本会長の発言についての質問があった。 それに対し、吉村知事は「松本会長は関西経済連合会の会長で住友電気工業の会長ですし、ビジネスのトップでやってこられた方です。ビジネスマンの捉え方として、この時期にタイトになってきているということを指摘されたんだと思います。会長自身も個人的な見解だとおっしゃっていますので、そういった意味ではいろんなことも考えていかなければならないというご指摘だと思います」と述べた。
また、吉村知事は「海外パビリオンについては8月末までに各国と個別の調整を博覧会協会がやっています。その中で最終的な方向性が決定されると思っています。今の段階で手を挙げたけど参加を辞めますというのがあるものではないと思います」と話していた。