全面改装工事中の通天閣「新たな姿」あらわに 時計は東側から南側に移設、大型デジタルサイネージを設置
4日の近畿地方は朝から高気圧に覆われ晴れ間が広がり気温が上昇。大阪管区気象台によると、大阪市内では午前11時半までに最高気温31.1度を観測した。そんな暑さのもと、多くの観光客が訪れている大阪市浪速区の新世界に立地する大阪を代表する観光スポット「通天閣」の工事用足場やシートがはずされ、新たな姿を撮影する人の姿が多くみられた。 【動画】昨年8月からの工事も終盤 足場やシートが外され新たな姿があらわとなった通天閣
通天閣観光によると、この工事は塔全体のリニューアルを行うもので工事期間は昨年8月から今年9月までを予定。期間中はライトアップも行われていない。 工事の内容は塔全体の塗り替えのほか、看板をデジタルサイネージ(電子看板)に変更し、これまで東側に設置されていたLEDビジョンを使用した大時計を南側に移した。
通天閣の新しい「表情」がみえ、通天閣を撮影していた観光客らからは「早く点灯してほしいね」などの声も聞かれる。
また、飲食店の店員は「かなりシュっとしてるんですよ。なんか顔が変わりましたね。1年間、点灯してない状態で、お客さんからも『なんで通天閣は光ってないの?』と聞かれることもあります。今度はどんな点灯をするのか今から楽しみですよ」などと話していた。
通天閣観光の高井隆光社長は「工事用シートや足場は徐々に取り外していって、今月末にはなくなります。その後は試験点灯なども行っていきます」などと話している。