大阪府・吉村知事が定例会見12月22日(全文2)そのときが来たという印象
全数検査の人数はどれくらいなのか
大阪日日新聞:大阪日日新聞の椎葉です。オミクロン株のことでお伺いしたいんですが、まずは3人の方の、濃厚接触者以外の方も全数検査とおっしゃいましたけども、これに関してだいたい人数はどれくらいなのか、またオミクロン株であるということが分かるのは、だいたいいつごろなのかという目安。あともう1つ、2人ほど別の方として、デルタ株ではない方が出ているのですが、その方に関しても全数検査、それの人数とか、そういうものがもし分かるようでしたらお答えください。 吉村:ちょっと人数までは分かりませんが、学校の教員をされていますので、その学校の生徒さん、小学校の生徒全部やるということになります。それから、児童施設のほうも通われている、通園されている児童施設、規模まではちょっと私、報告を受けていませんが、その通われているお子さん全員にするということです。もちろんその中で陽性が判明すればオミクロン株の可能性が高いわけですから、その分かり次第発表をさせていただきます。現時点でこの児童福祉施設のほうはすでに検査を行っていますが、今のところはコロナの陽性の方は出ていないという状況です。新たに判明し次第、また報告をします。 司会:個々の実例とか、その辺は、ちょっとまた別途、先ほどのブリーフがあったと思いますけど、部局のほうにちょっと確認していただけますか、すいません、申し訳ありません。他に質問。今あがった方でいいですね。そしたら一番後ろの、はい。
コロナの死者が人口比でワースト1であることをどう総括するのか
フランス10:フランス10の及川と申します。まず第一に伺いたいのが、国会でも話題になりましたが、コロナの死者が人口比ではワースト1、大阪がと、そのことについてどう総括していらっしゃるのか、まずはお伺いしたいと思います。 吉村:コロナにおいて医療提供体制を強化する、そして医療機関の皆さんと協力もしながら府民の皆さんの命をなんとか守る、そこについては不断の努力をしていきたいと思っています。人口比というふうにおっしゃいましたけれども、陽性者の比率に対する致死率という意味では、ワーストの状況ではありません。全国で10番目だったと思いますが、そういう状況です。ただ、このあまり順番で評価するようなものでは、僕はもともとないと思っています。お1人お1人は、やはり、に対する政策、支援、そこをしっかりやっていく、それが非常に重要だと思っていますので、何か比較するようなものでもないんだろうというのは思いますが、客観的な状況とすればそういう状況です。 また第4波、アルファ株のときに非常に厳しい状況になりましたが、それを受けて重症者病床の強化等々もやってまいりまして、第5波においては10月までの数字を見ても全国よりも致死率は低いというのが今の大阪の現状です。これからも府民の皆さんを守るということで、100%じゃないにしてもできる限りの努力をしていきたいと、そう思っています。 フランス10:じゃあ、これまでの対応に誤りはなかったという、他県と比較して、そういうことでしょうか。 吉村:誤りはなかったというか、そのときそのときで考えうる対策を取ってきたということです。ここは将来なかなか予測もできない中でベストな対策を取ってきたというふうに思っています。ただ、結果としてやっぱりお亡くなりになる方がいらっしゃるということで、これからもそういったことができるだけ少なくなるようにしたいと思っています。 とりわけ医療を受けることなくお亡くなりになると、自宅療養のまま亡くなるということはなんとか避けたいと思っていますので、医療の看護下にできるだけ入るように、自宅療養者のままお亡くなりになるということをできるだけ減らす、そういった努力を続けていきたいと考えています。感染をゼロにすることは難しいと思っていますし、全てをゼロにすることは難しいと思っていますが、医療の看護下にない、そのままお亡くなりになる方、これはできるだけ減らしたい、そう思っています。