大阪府・吉村知事が定例会見12月22日(全文2)そのときが来たという印象
法的な濃厚接触者ではないが全員検査
これは通常、例えば、通常の陽性、デルタ株のときの陽性のときはそういったことは基本はやらないわけですけれども、幅広に検査対象を取っていくと。そして児童福祉施設も入所しているお子さんについては検査、12月、もうすでに21日から検査は開始しているんですけど、21日、22日、本日で検査をもうすでにやっていますが、全員検査をする。幅広に検査をするという趣旨だとご理解いただけたらと思います。保健所の濃厚接触者認定になっていない方も検査をするということです。 国の場合はもう一緒に帰国した、飛行機に乗ってた人は全員、いわゆる法的な濃厚接触者になっていますが、今回の場合は法的な濃厚接触者にはなってないけれども全員検査をすると。念のために検査をするということです。 日本経済新聞:逆に言えば、法的には濃厚接触者じゃない方に宿泊療養施設の入所をお願いするっていうのはまだ陽性、陰性が分からない状況では難しいということでしょうか。 吉村:それは現時点ではないです。濃厚接触者ではないので。 日本経済新聞:あと事務的なところなんですけど、その全数検査っていうのはPCR検査でよかったですか。 吉村:うん? 日本経済新聞:全数検査っていうのはPCR検査でよろしかったですか。 吉村:いや、これPCR検査になると思います。というかオミクロンのもう陽性は出ているんですよ。オミクロンの陽性がすでに、出ている人に対して、そこにいる学校の生徒なので基本的にはPCR検査になると思います。デルタ株がマイナスになるかどうかのスクリーニング検査をやるということです。 日本経済新聞:ありがとうございます。 司会:読売新聞。
どのような構えで対応したいのか
読売新聞:読売新聞の太田です。オミクロン株に関連してなんですけども、これまでオミクロン株に関しては水際で遅らせることが重要ということで国の水際対策に協力してきたと思いますが、今回、市中感染が確認されたことで、今回フェーズが変わったようにも感じますが、府としてあらためてどのような構えで対応したいのかお願いします。 吉村:水際対策について引き続き強化すべきだと思います。やはりそこが入り口になっているわけです。なので入り口が緩めば全部が緩んできますので、いくらオミクロン株の感染拡大力があるとしても水際でどんどん入ってくると、これは発火点がどんどん増えてきますから、やはり一番大事なのは水際対策だと思います。なので水際対策を強化する、また府としても水際対策で国と協力してできることはしっかり続けるということが大事。だから水際対策の強化っていうのは、さっき3本柱と申し上げましたけど、その前提として最も大事なところだと思っています。これは引き続きやります。 ただ、今回のようにもうすでに海外渡航歴がない方、あるいは海外との接触歴がない方の陽性者でオミクロンが見つかったわけなので、その見つかった、すでに大阪の場合は基本的に全数オミクロン検査はしていますから、陽性になった方については。これを徹底して、そして保健所による、濃厚接触者じゃないにしても陽性者を見つけるための検査というのは幅広にやって、できるだけキャッチをして、市中の感染拡大の速度を遅らせたいと思います。市中拡大がゼロ、これはもう無理だと思いますが、これをできるだけ遅らせるということをやりたいと思っています。 読売新聞:あらためてお伺いしますけども、知事の現在のご認識としてはもうすでに市中感染が広がっているというご認識でよろしいでしょうか。 吉村:そういう認識です。広がっているというのはどこまで言うかっていうのはあると思いますけども、もう市中感染が確認されたという認識です。で、すでに大阪府はオミクロン検査のスクリーニング検査とそれからゲノム解析の検査をするっていうのは、これはもう1日、2日でできるという能力を持っていますので、積極的にやっています。 その中で陽性になった今回のご家族とは違う方で陽性の方が2人いらっしゃいます。これはもう陽性は確定していますが、デルタ株ではない、L452Rではない陽性者が2人確認されています。