【MLB】強打好守のクリスチャン・ウォーカーがFA市場で人気を集める 少なくとも6球団が獲得を狙う
米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者が報じたところによると、ダイヤモンドバックスからFAとなった強打好守の一塁手、クリスチャン・ウォーカーがFA市場で人気を集めており、少なくとも6球団が積極的に獲得を狙っているようだ。ウォーカーはダイヤモンドバックスから1年2105万ドルのクオリファイング・オファーを受けているが、これを拒否してFA市場で複数年契約を狙うことが確実視されている。ヤンキース、メッツなどを巻き込んだ大争奪戦となる可能性もありそうだ。 2024年ポストシーズンの日程・結果一覧 現在33歳のウォーカーはメジャー5年目の2019年に28歳でレギュラー定着を果たした遅咲きの選手。2022年に自己最多の36本塁打、2023年には自己最多の103打点を記録し、今季は左わき腹を痛めて1ヶ月ほど離脱したため、130試合の出場にとどまったものの、打率.251、26本塁打、84打点、OPS.803と過去2シーズンと同水準の打撃成績を残した。また、ウォーカーの魅力は打撃だけではなく、2022年から今季まで3年連続でゴールドグラブ賞に輝いている。 ナイチンゲール記者は、ウォーカー争奪戦に加わる可能性のある球団として、ヤンキース、メッツ、ナショナルズの名前を挙げている。ヤンキースとメッツはピート・アロンソをめぐって争奪戦を繰り広げることが予想されているが、アロンソを逃した場合の「プランB」としてウォーカー獲得を検討しているのかもしれない。また、ヤンキースとメッツはフアン・ソトの獲得も狙っているが、米公式サイト「MLB.com」は「ウォーカーの価格を考えると、ウォーカーとの契約はソト獲得に影響を与えないだろう」としている。 一塁手の補強が必要な球団として、米公式サイト「MLB.com」はナイチンゲール記者が挙げたヤンキース、メッツ、ナショナルズのほかに、アストロズ、ツインズ、マリナーズ、カージナルス、パドレスをリストアップしている。ダイヤモンドバックスも再契約を目指す方針であることが報じられており、多くの球団が参戦する激しい争奪戦が展開されることになるかもしれない。