大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文1)府の大規模接種会場は年齢制限を撤廃
高齢者層に伝播しつつある
また、無料検査です。無症状の方の無料検査につきましても、陽性率が週を追うごとに上がってきているという現状です。直近でいきますと先週は7.7%でしたが、直近は9.1%です。ほぼ10%の方が無症状で検査を受けるこの検査場で10人に1人は陽性になっているという状況です。行政検査は有症状の方がクリニック等で受ける検査ですから、そういった意味でもやはり市中における感染が広がっているという、それが拡大しつつあるという現状です。次、お願いします。 クラスターについてです。クラスターで一番多いのは児童施設関連です。ただ、この直近で見ますと児童施設関連から高齢者施設関連に移ってきているというのが実態です。右肩で上がっているのは高齢者施設。高齢者の層に伝播しつつあるという現状です。児童施設関連、クラスターの数はちょっと減っていますが、ただ、非常に高い水準です。それからこちらもそうです。クラスターの陽性者数で見ましても、今、陽性者数だけで見ると児童施設関連よりももう、直近でいくと高齢者施設関連のほうが多いというのが現状です。1週間前までは児童施設関連が多かったですが、今は、この直近、まさに直近で見ると高齢者の施設のほうが多いと。まさに伝播、感染そのものが高齢者施設であったり高齢者の方のほうに今、移ってきていると。若い世代から高齢者のほうへというのが今の現状です。次、お願いします。 入院です。入院されている方においても如実にその傾向が見て取れます。第6波における入院者のまず年代を見ていますが、この、見えますかね、薄いブルーが90代です。緑が80代です。青が70代で、この黄色が60代になります。1月5日から1月11日までは若い世代が、入院されている方でも多かったですが、今で、この90代、80代、70代がここの層になるわけですけども、これがどんどん増えていっています。
入院者の7割は70歳以上、60代を加えると8割に
今、直近どういう状況になっているかというと、90代と80代と70代、70歳以上の方で入院されている方が入院者の7割を占めているという現状です。7割以上を占めているという現状です。そして60代の方も足せば入院者の80%は60代以上の方になっています。ですので、70代で70%以上、60代も足せば80%ですので、今、入院されている方のほとんどは高齢者の方だということになります。 これを第5波の平均と見ますと、第5波で90代、80代、70代、このブルーのところまででいくと10%強になります。第5波のときは15%程度だったこの高齢者の、70歳以上の高齢者の入院者の層が今は70%以上になっているということ、状況ですので、如実に第5波のときと状況が違うというのが、入院者の内訳ですけども、状況が違うという現状です。 入院者の症状についてです。こういった80代、90代の方が、いわゆる超高齢の方が入院をされておられます。ですので中等症2の方も必然的に増えてくるというのが現状です。肺炎の症状が見受けられる方が増えてきていると。その割合も中等症2と重症を合わせて約40%という状況になっています。あとは中等症1、軽症、それぞれ3分の1ずつぐらいの状況ですが、今のこの入院者の層を見ますと、これからも中等症、酸素を必要とする肺炎になられる方が増えてくると予測をされます。次、お願いします。 お亡くなりになられた方についての分布です。お亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りを申し上げます。この内訳です。まだ、これ、第6波のさなかでありますので中間的な分析です。この後、変わってくる可能性がありますが、今時点での分析ということでお聞きをいただけたらと思います。 今時点の分析で言いますと、まず第5波、もうこれはすでに波が終わっていますけど、第5波を振り返って見れば、80代、90代で、100代も入れてですけど、お亡くなりになられた方っていうのは半分以下、約45%でした。それが第6波について見ますと、80代、90代でお亡くなりになられている方が70%です。お亡くなりになられている方のほとんどが80代、90代の方と、超高齢の方になっています。 これは現場でいろいろ担当からも話を聞いててもそういう報告があるんですが、コロナで肺炎になって、重たい肺炎でお亡くなりになるというよりは、やはりもともと重い疾患や原疾患をお持ちの方がコロナにかかることによって、そのもともとお持ちの病気がさらに重たくなってどうしてもお亡くなりになってしまうという事例が増えているというふうに聞いています。