大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文1)府の大規模接種会場は年齢制限を撤廃
重症病床の使用率は12.6%
ですので、やはりこの高齢者の層に感染の伝播をできるだけ防いでいくと、高齢者の皆さんも感染対策をより、もうすでに徹底されていると思いますが、より徹底することをお願いしたいと思います。次、お願いします。 病床の使用率についてです。現在の重症病床の使用率については12.6%です。また、コロナは軽症だけどもほかの疾患で重症だということで集中治療室を使われている方については54名いらっしゃいますので、足した実質の重症の使用率ということでは21.4%になります。病床の、こちらですね、軽症、中等症については80%の使用率というのが今の現状です。非常に高い病床使用率になっています。その病床の中、どういう方が占められているかっていうのは先ほどご説明したとおりです。次、お願いします。 宿泊療養です。逆に宿泊療養施設の使用率は高くないという現状にあります。21%です。もともとの母数、1万室準備しているっていうのは当然、母数もあるんですけども、入られてる方も2200名ということで、実際に入られた数、夏の第5波と比較しても、高さがそこまで高いところに来ていないと。これだけ感染が多くあるけども、そこまで高いところに来ていないという状況にあります。 要因は幾つか考えられますが、やはりオミクロン株の特徴の部分もあると思っています。若い世代の方においては自宅療養で、そこでデルタのときほど重くならない。あるいは症状が長引かないというのもあって、これは保健所の案内等の問題もあるとは思いますが、明らかにその症状の部分においてもデルタとは違うと。あまり、この宿泊療養を利用するというよりは自宅療養をされているケースが非常に多いという状況です。
できるだけ往診をして重症化を防ぐ
宿泊療養を利用される方は開いていますので、自宅待機SOSに連絡をしていただければいつでもご案内できるという環境にあります。逆にそういう意味で、自宅療養、入院調整というのはもう右肩上がりで増えているという状況です。次、お願いします。 高齢者施設への対策の強化についてです。これはもうすでに始めていることですけれども、あらためて周知をいたします。高齢者施設で陽性者が出た場合、クラスターが出た場合、もう皆さんが入院できるという状況では今はもうありません。その中で、できるだけ往診をして重症化を防ぐ。できるだけ早く往診をして、抗体治療をする、点滴治療をするということが必要です。すでに高齢者施設には連携医療機関がありますので、もうすでにやっているところも当然あるんですけど、そこが手薄なところについては別途、往診派遣チームというのを結成をいたしました。往診派遣チーム38機関、高齢者施設に行って往診をして、そこで治療をするというチームが38機関、形成をされました。それぞれの医療圏、大阪における各医療圏、2次医療圏で、そのリストアップもすでにしています。保健所とも共有し、本庁の入院フォローアップセンターとも共有をしています。 この高齢者施設派遣チームが高齢者施設で陽性が出たときには、できる限り速やかにそちらに行って、そして早期治療をして重症化を防ぐ。ここの強化を図ってまいりたいと思います。これは非常に重要な視点になります。協力金等もここで設定をしていますが、なんとかここで、施設で重症化するのをできるだけ防ぐと。できるだけ早期治療を努めるということをやっていきたいと思っています。その仕組みです。次、お願いします。 今、非常に陽性になられる方、あるいはその症状が出ている方が多くいらっしゃいます。大阪府のトップページで案内しています。検査を受けたい方、陽性となった方、濃厚接触者の方、それぞれのボタンを、バナーを作っていますので、これ、トップページに設置していますので、ぜひこちらのほうをご活用いただきたいと思います。今、いろんなところで非常に逼迫が起きているというのはもう承知しています。電話をかけてもつながりにくいという状況があるのも承知していますが、ぜひこちらのほうをご活用いただきたいと思います。