「1.17」鎮魂の灯火 阪神淡路大震災から27年
鎮魂の灯火「1.17」祈りの時 阪神淡路大震災から27年
6434人が亡くなった阪神淡路大震災から17日で27年を迎えた。神戸市中央区の東遊園地では早朝から「1.17のつどい」が行われ、同震災発生時刻である午前5時46分には、多くの人が犠牲者への黙祷をささげた。 【写真特集】1.17のつどいで阪神淡路大震災を知らない子どもたちもろうそくに火を灯していた
東遊園地には、約3千本の竹灯籠や紙で作られた灯籠などで「忘 1.17」という文字の形に並べられた。1.17のつどい実行委員会によると、震災を忘れないという願いや、人によっては忘れたいという思いがあることも考え、今回の文字に決定したという。
東遊園地では午前4時半ごろから多くの人が訪れ、ろうそくに火を灯した。そして、地震が発生した時刻になると、手を合わせ黙とうを捧げ、涙を流す人の姿も多く見られた。
神戸市東灘区から来たという会社員の男性(54)は「あれから27年。家も色々なものが倒れ、周りの家も倒れたりして大変でした。昨日も津波警報がありましたが、いつでも災害に備えなければならないですね」と話していた。