「もう、あと何年一緒にいられるか分からないから...」70代の妻が夫に願うこと【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】
いま、巷で「短歌」ブームが起きているのをご存知でしょうか? ミドルエイジ女性読者から募集した「人生の午後に詠む短歌」を紹介していきます。
「わたしに時間を使って」
ちょっとだけ 私にくれても いいはずの 時間がないの 君の暮らしに 作者/ なごり雪(70代) 解説: 54年の月日が過ぎようとしてるのに、夫と二人ででかけたこともなく、飲み会やゴルフ、家ではテレビとスマホばかり。 夫の時間を私のために使ってほしい。あと何年生きていられるのか、少しはわかってほしい思いからでた呟きを詠みました。 『人生の午後を詠む短歌 #ごごたん』 とは? 何気ない日常の気づきや、ちょっと笑える瞬間、恋愛の切ない気持ち、家族への揺るぎない愛……などを5・7・5・7・7の5句31音の歌体で表現する。短歌とは、古くは万葉集の時代から使われてきた一種の自己表現です。 特に、さまざまな人生経験を重ねてきた女性たちの歌には多くの共感の声が寄せられ、また生き方を見つめるヒントがたくさん詰まっていると話題を呼んでいます。 前回記事「「60代になっても、他人に嫉妬するなんて…」突然沸いた負の感情、どう処理する?【人生の午後に詠む短歌 #ごごたん】」>>