【浦和】新体制発表で田口誠社長おわび「監督交代や主力選手の退団…ご不満を抱かせてしまった」
浦和レッズが7日、埼玉スタジアムで「2025シーズン新加入・復帰選手記者会見」を行った。 冒頭、田口誠社長があいさつ。残留争いに巻き込まれ、J1リーグ戦は13位に終わったことや主力選手の移籍・退団について、おわびするとともに、巻き返しを期す今季の抱負を語った。 「2025シーズンの幕開けにあたり、振り返りと今季の取り組みを、まず私の方からお話しさせていただきます。昨季は、女子やアカデミーの男女カテゴリーで優勝や好成績を収め、未来への吉報を感じさせる1年になりました」 「一方で男子のトップチームは、誰もが納得し得ない結果になりました。クラブが掲げる、常に優勝を争う、優勝を狙えるチームという目標には遠く及ばず、代手として、とても重く受け止めております」 「また、シーズン途中には監督、強化責任者の交代や、主力選手の移籍・退団があり、多くの皆さまにご不満を抱かせてしまったこと、おわび申し上げます」 「しかしながら2009年以来15シーズンぶりに70万人を超えるファンの方々に来ていただき、変わらぬ情熱を注いでくださり、私たちにとっては何よりの支えになりました」 「2025シーズン、我々が目指すスタイルは今季も変わりません。サッカーを極め、勝利と追求する、コンセプトに基づいて戦っていきます。今季も指揮を執るスコルジャ監督、本年は1月12日にスタートする沖縄キャンプから、攻守両面での強化を進めて参ります」 「新加入選手の皆さんには、実績を超えるような活躍や献身性で浦和レッズに貢献してもらいたい。6月はFIFAクラブW杯(ワールドカップ)に出場します。フォーマットが変わりまして、その中で存在感を示すだけでなく、結果も出せるよう全力を尽くして参ります」 24年の浦和は明治安田J1リーグで12勝12分14敗の13位、YBCルヴァン杯は3回戦敗退(天皇杯は出場権剥奪)に終わっていた。 マチェイ・スコルジャ監督の復帰2年目。ベルギー1部コルトレイクからMF金子拓郎、柏レイソルから昨季J1ベストイレブンのMFマテウス・サヴィオ、サンフレッチェ広島からMF松本泰志、アルビレックス新潟からFW長倉幹樹らを獲得。クロアチア1部ディナモ・ザグレブからはユース出身のDF荻原拓也が復帰し、FC町田ゼルビアから舞い戻ったMF柴戸海も合わせ、新加入・カムバックの10選手が記者会見に登壇した。【木下淳】