大阪府・吉村知事が定例会見7月14日(全文4)「どこかに在庫あるはず」は現実見ない意見
接種能力に対して供給量が少ないのは間違いない
なので、2回目のワクチンを確保するという観点からいろんな、新規の予約を止めたり、会場を閉鎖したり、あるいは医療機関の皆さんも、これ、医療機関の皆さんも断腸の思いだと思うんですけど、個別に予約してくれてる方に対してキャンセルの連絡を1つ1つ入れていくということをやっている個別クリニックの先生方もいらっしゃると。こんなことは絶対したくないわけですよね。でも、それをせざるを得ない状況になっていると。 ですので2回目接種分の確保、これは当然やらなきゃいけないわけですけれども、それを踏まえた上でもワクチンというのは接種能力に対して供給量のほうが少ないということは、もうこれは間違いないと思います。なので、在庫はどっかにあるはずだっていうのは、ちょっと現実を見ない意見なんだろうなというふうに思います。 ここでよく出てくるのはVRSなんですけれども、申し上げているとおりVRSについては、接種して、そして登録するまでのラグという、タイムラグがあるのも事実です。これはやっぱり埋めていかなきゃいけないと僕も思います。埋めていかなきゃいけないとは思います。これで大阪市でも、まずはお医者さんに接種に集中してくださいっていう松井市長の方針の下で、どんどん接種を増やしていった。ですので事務的に煩雑になるものが大阪市で受けますと、1カ月に1回、受けますということをやったので、ちょっとここはずいぶん差が開いちゃったわけですけれども、ここは非常に狭めるということで、7月下旬にはもう解消されてくるとは思います。
VRS上に正確な数字が必ずしも反映されない
ただ当初も、このVRSで供給量が決まるとか、そういう話でもなかったわけですし、現実問題に打つことが大事だという松井市長の実務的な判断、現実の判断。登録する事務よりもどんどん打ってもらうことが重要だろうという、そういう大阪市の方針もあって、そちらに注力してもらったと。そうすると当然、登録上の乖離が出てくるわけですから。あとはもう都心部の場合は自分の市町以外の人もやっぱり打ったりもしますので、東京の都心部も出ていると思いますけれども。VRS上に正確な数字が必ずしも反映されないんだと。それを基準にするのは分かるんですけども、そういったことも踏まえて現場の実態を見ていただいたほうが事実に即するんじゃないかなと。 結論から言うと、在庫があれば予約を止めるなんかやりませんので。接種会場を閉鎖するもやりませんから。やはりそこは実態をぜひ見ていただきたいなというふうには思います。一方でできるだけVRSも早くやっぱり登録するっていうのも必要だろうというふうにも思います。 司会:よろしいですか。じゃあ日経新聞さん。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見7月14日 全文5に続く