巨人・田中将大が入団会見「まだまだできると証明したい」 熱烈ラブコール決め手
楽天を自由契約となり、巨人入りが決まった田中将大投手(36)が25日、東京都内で入団会見を行い、「子供のころからファンだったジャイアンツのユニホームを着ることができるというのは非常に光栄に思っている。(日米通算200勝まで)残り3勝というところを、フォーカスされるが、自分としては3勝で終わる気持ちはない。一つでもチームのために勝利に貢献したい」と決意を語った。背番号は11に決まった。 【写真】田中将大、小・中学校の同級生・坂本勇人との共闘に「想像もしていなかった」 右肘のクリーニング手術明けだった今季は登板1試合にとどまり、プロ18年間で初めて勝ち星なしに終わった。楽天に推定年俸2億6000万円から野球協約の減額制限(1億円超は40%)を大幅に超える減俸を提示され、退団を決意していた。巨人は今季15勝で最多勝に輝いた菅野智之が、米大リーグのオリオールズに移籍。先発投手が補強ポイントだった。 田中将は「やりがいを感じたいというところで自由契約なっていたが、そのなかでジャイアンツからお声がけいただいて、それがすごくうれしかった。一番熱く、お声がけしていただいたので、迷うことはなかった」と入団の決め手を語り、「自分自身のこれまでのいろんな経験を若い選手にもつたえていきたい。自分自身まだまだできるんだという証明をしたい」と力を込めた。 田中は北海道・駒大苫小牧高から2007年に高校生ドラフト1巡目で楽天に入団。13年に24勝0敗1セーブをマークし、球団初のリーグ優勝と日本一に貢献した。14年から米大リーグのヤンキースで7年間プレーし、21年に楽天に復帰。日米通算で197勝としている。