法政大学アイスホッケー部、「四冠達成」を成し遂げ、名門復活目指す
プレー環境の全てが革命的に良くなることはあり得ない。学生自身が現実を最も理解しているが決して悲観することはない。今できる最善を尽くして結果を残そうと足掻いている。時間とお金という制約に抗いながらチームの勝利と自らの上達を目指す彼らには、心からのエールを送りたい。 「東洋大のユニフォームを見ただけで、自分を失いそうになるくらいテンションが上がる」(齊藤) 「高校時代のチームメイトもいるので、東洋大、明治大、中央大の3校には負けたくない」(山村) 「明治大には絶対に負けたくない。いつも熱くなってしまうチーム」(床) 「個人的に負けたくないチーム」を聞いた時は声のトーンが上がったようだった。対抗心を決して隠そうとしないのが学生らしくて良い。
2024年シーズン、最終学年となった3人を中心に法政大は快進撃を見せてくれるはず。その先には四冠の快挙があることを信じたい。今年は氷上にオレンジが映える年になりそうだ。 (取材/文・山岡則夫、取材協力/写真・法政大学アイスホッケー部)