【阪神JF】メイデイレディを管理するリー師 妻・鈴代さんと“二人三脚”!11年まで日本に滞在
リー師の妻・鈴代さんの父は元騎手で08年に調教師を引退した加賀武見氏。鈴代さん自身、子供の頃から競走馬と身近な環境で育った。「ずっと馬に触れていましたね」と幼少期を振り返る。「父も今回の来日を凄く喜んでくれています。4日(水曜)に京都競馬場で会って、競馬の当日まで一緒に過ごす予定です」と再会を心待ちにする。 かつてゴドルフィンのアシスタントを務め、95年安田記念を制したハートレイクに携わるなど日本競馬とのつながりが深いリー師とは「東京競馬場のJRA事務所で働いていた時に通訳として彼と出会いました」となれ初めを明かした。 鈴代さんにとってもメイデイレディは身近な存在で「京都に着いてからもイレ込むことなく常に落ち着いています。とにかく物を見ることが大好きな馬。輸送の不安もなく、こんな馬はほとんどいないと思う。(G1でも)チャンスがある馬なので凄く興奮しています」と期待を膨らませる。「夫も私もグリーンチャンネルが大好きなので一日中、見ています。レースまでに日本馬の研究をしたいと思います」と笑顔で語った。 ◇ジョセフ・リー 1962年3月11日生まれ、ニューヨークのブルックリン出身の62歳。91年に厩舎を開業。93年までに28戦3勝の成績を残した。その後、ゴドルフィンの業務に携わり、95年安田記念でハートレイクが来日した際にスタッフとして同行。加賀武見元騎手・元調教師の娘の鈴代さんと結婚し、義父の厩舎で働くようになり、11年まで日本に滞在。20年に再度、自身の厩舎を持つ。メイデイレディのジェサミンS優勝が調教師として初の重賞勝ち鞍。先月26日の時点で今年28戦7勝、獲得賞金は129万8703ドル(約1億8360万円)。自身の厩舎で長男ジョセフ(ジョー)、次男アンソニーがアシスタントとして働いている。