大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文2)「まん延防止」は人流抑制に一定の効果
全体としてのスピードは上がると判断
ただ、じゃあ全ての発券を待つまでやらないとなると、日々ある接種枠というのが空費されることになってしまいますし、この間、できるだけワクチンを早く進めていこうということにも今、国の方向性としてもなっている中で、市町村が、いつのタイミングで発券するかは市町村の最終判断ですけれども、お持ちの方についてはできるだけ早く接種をする。そうすることによって、今度は別の枠が空いてきますので、全体としてのスピードは上がると判断をしましたから、そういった接種券の差というのはあるかもしれませんが、できるだけ早く3回目をするという意味で、ワクチンの予約枠をできるだけ空費しないようにするという判断をしました。
大阪特有のボトルネックがあるのか
時事通信:時事通信の八木です。大阪府内で新型コロナの関連で亡くなられた方が昨日は19人と、ほかの都道府県と比べても少し数的には多い状況になっているかと思います。知事は新型コロナで肺炎になって亡くなられているというよりは、もともとの基礎疾患が原因で亡くなられている方が多いのではという見解を示されていましたが、ほかの都道府県と比べてちょっと数が多いことについて、知事のあらためて受け止めと、あと大阪特有の何かボトルネックみたいなものがあるのか、現時点で知事のお考えをお願いします。 吉村:まず今、高齢者の伝播がやはり、高齢者の感染が広がってきてるというのが一番大きな理由だと思っています。とりわけ先ほども紹介いたしましたけども、お亡くなりになってる方の7割が80代、90代の高齢の方です。基礎疾患も、もともとやっぱり原疾患をお持ちの方で、お亡くなりになられて、コロナが感染して重くなってお亡くなりになられている方が多い。そう思っています。 ですので、ここの層にできるだけコロナを、ここの層の方がコロナに感染したときにできるだけ早く治療をする、治療を届ける、また、ここの層の方がそういった感染のリスクの高いところからできるだけ距離を取っていただく、これの発信が重要だと思っています。 また、発表については大阪府の場合はできるだけ早く、即日発表をどんどんしていきますので、他府県との比較という意味ではいろんな時期が過ぎた、一定の段階でも比較する必要もあるのではないかというふうに思っています。今、発表でないから事象が起きてないかどうかというのは、これは分からない話ですので、発表、実際にお亡くなりになられた人、そして発表すると。で、発表ベースでしか皆さんは分からないということになりますけど、大阪はできるだけ早く発表するという、公表するというスタンスを取っているという中で、あまり他府県との比較というのはそこまで意味はないとは思うんですけれども、そういった、できるだけ早く発表するということはこれからも続けていきたいと思っています。 やはり大阪において、高齢者の方に感染が広がってきているというのが大きな理由だと思っていますので、高齢者の皆さんに対する早期治療、これをできるだけ力を入れる。これが今、大阪府に、私自身にも求められていることだと思っていますので、そこに力を入れていきたいと思っています。 司会:MBSさん。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見2月3日 全文3に続く