大阪府・吉村知事が定例会見2月3日(全文2)「まん延防止」は人流抑制に一定の効果
いつから診療型宿泊施設に患者を移すのか
日本経済新聞:もう1点だけ。軽症・中等症病床、これ逼迫すれば、知事、診療型宿泊施設を使いたいという話があったと思うんですけども、ここもすでに3分の1が埋まっているということだと思うんですが、これいつから入院基準を変えないまでも、いつから診療型宿泊施設に患者を移すのか、そこのお考えあれば教えてください。 吉村:診療型宿泊施設については積極的に活用していきたいと思っています。合計でいろんな病院も協力してくれて、今、3000室確保いたしました。1万室中3000室はこの医療型宿泊療養になっていますので、今後とりわけ中等症・軽症病床が逼迫する中で、そこを補完する、フォローする、いわゆる医療機能を持った宿泊療養施設として積極的に活用していきたいと思っています。 どうしても介護が必要な方を全面的にっていうのは難しいとは思いますが、そうじゃない方をできるだけ宿泊療養施設で、医療型の宿泊療養施設で高齢であったとしてもお受けをして早期に治療をするということが重要になってくると思っています。 日本経済新聞:現状ではそれをまだ使う、活用する時期ではないという状況ですか。 吉村:もう今もすでに活用しています。ただ、そこをさらに積極的に活用することについてはまたあらためて発表させていただきます。 日本経済新聞:ありがとうございました。 司会:それでは読売新聞さん。
年齢制限を撤廃する理由は
読売新聞:読売新聞の太田です。発表事項なんですけども、府の大規模接種会場の対象者に関して、今回は知事として65歳以上という年齢制限を撤廃する判断をされた理由、狙いについてあらためてお願いします。 吉村:まず今でも65歳以上の方に接種を受けていただきたいと思っています。なので、その思いは変わりません。ただ、この間、25日から実際に大規模接種会場を開設いたしましたが、予約率というのが、やはり20%から30%ぐらいにとどまっていると、予約枠を空費すると。ワクチンが無駄になってはないんですけども、枠そのものの接種自体を空費するということになっています。また、咲洲の接種会場、ここはもちろん交通の便の問題もあるとは思いますが、それでも数%台の予約率になっているという状況です。 ですので65歳以上の方で3回目接種を大規模接種会場で受けるというニーズ自体はわれわれが準備した大規模接種会場のいわゆる接種能力よりもそこは少ない状況にあるっていうのは、もうこの予約率を見てもそういう状況だと思っています。できるだけそうはいっても交差接種含めて高齢者の方に予約して接種をお願いしたいと思います。ただ、予約の枠をこれだけやっぱり感染が広がっている中で空費するというのは適切ではないと判断をいたしました。特に25日から開設をして約1週間強を見ましたけれども、やはり予約がなかなか埋まらないという状況なので、ここはもう年齢制限を撤廃して打ちたいと思える方で接種券を持っている方には全員打っていくというほうがメリットがあると判断をしました。 読売新聞:あともう1個は、日々の新規陽性者数に関連してなんですけれども、発表にありました大阪市保健所のほうの登録作業が進めば、過去に発表された新規陽性者数というのは順次修正して発表されるということでよろしいでしょうか。 吉村:はい。どっかの段階でこの1万3000件については訂正をします。じゃないと統計上おかしなことになります。ただ、それは今日できるかっていうと、もうそれをやるとぐちゃぐちゃになってしまいますから、それは全部積み上げたあと、後日データとして整理をいたします。ですので、1万1000人、一番最初のなんですか。ここしかないんか。1万1000人ぐらいで来てますけれども、今日一挙にぎゅっと跳ねるということが出ますけれども、それは後日、それだといわゆるデータ分析としては正しくないということになりますので、修正をします。