都知事選、華麗なる「経済人応援団」の存在 ドトールだけじゃない!石丸伸二氏に「大物20人」、ひまそらあかね氏に「新生姜」社長も
東京都知事選(7月7日投開票)では、「経済」も重要な争点だ。都の名目GDP(都内総生産)は2021年度で約113兆7000億円と日本全体の約2割を占める。主要国と比較してもオランダに次ぐ世界18位で、トルコやスイスを上回る規模だ。巨大経済都市の東京をどう運営するのか。各候補は経済政策を掲げ、企業経営者ら財界人もさまざまな観点で候補者を支援している。 【写真】「最近問い合わせが多い」という蓮舫氏のグラビア写真集(1989年発売) 3選を目指す小池百合子知事(71)は現職の強みを生かし、スタートアップ企業を集めたイベント「SusHi Tech Tokyo」(スシテック東京)などの実績を訴えている。公約では中小企業の賃上げ支援や事業継承・再生支援、クリエイターの才能を育むプロ養成機関の創設などを掲げる。 前参院議員の蓮舫氏(56)は「現役世代の手取りを増やす」を公約の筆頭に掲げる。経営者との交流では、インスタライブで古着店「DEPT」のオーナーで、環境活動家でもあるeri氏と対談を行った。 前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)は銀行マンの経験にも基づき、「経済が使える都知事」を目指す。 後援会長を務めるのが大手コーヒーチェーン「ドトールコーヒー」創業者の鳥羽(とりば)博道氏(86)だ。告示日には応援演説も行った。貸会議室大手ティーケーピーの河野貴輝社長(51)やKDDIの前身、第二電電(DDI)共同創業者、千本倖生(せんもと・さちお)氏(81)ら起業家が支援する。陣営関係者は「大物財界人約20人が支援者に名を連ねている」と明かす。 田母神氏に高須院長、ひまそら氏に「岩下の新生姜」社長 元航空幕僚長の田母神俊雄氏(75)の街頭演説には28日、高須クリニックの高須克弥院長(79)が合流してマイクを握った。 作家のひまそらあかね氏(41)を応援するのは、「岩下の新生姜」で知られる岩下食品の岩下和了(かずのり)社長(58)だ。 岩下氏がX(旧ツイッター)で、ひまそら氏について「頑張ってほしい」など応援する投稿を行ったところ、一部のアカウントで同社製品の不買を呼びかけるなどの反応があった。岩下氏は「異常な圧力に、絶対負けません」と投稿した。 【都知事選の立候補者】 (届け出順)